北海道のオホーツク地方にあるサロマ湖は、日本で3番目に大きい湖。広大な水面と空が織りなす絶景は、訪れた人の心を静かに満たしてくれます。そんなサロマ湖を、自由気ままに旅する方法が「車中泊」。車に泊まりながら、湖のほとりで朝日を浴び、ホタテ丼に舌鼓を打ち、星空を見上げる──そんな非日常を味わえるのが、この旅の最大の魅力です。
この記事では、サロマ湖での車中泊に必要な準備、行ってよかったスポット、地元グルメ、体験談まで、たっぷりとご紹介します。これから車中泊旅を考えているあなたに、きっと役立つ情報が見つかるはずです。
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サロマ湖ってどんなところ?魅力と基本情報を解説
サロマ湖の場所とアクセス方法
サロマ湖(さろまこ)は、北海道のオホーツク海に面した湖で、日本で3番目に大きい湖として知られています。場所は北海道の北東部、佐呂間町、北見市、湧別町の3つの町にまたがっています。オホーツク海とつながっている「汽水湖(きすいこ)」で、淡水と海水が混ざった特有の生態系を持っています。
アクセス方法は、車が一番便利です。女満別空港から車で約1時間30分、旭川からは約4時間半、札幌からは約5時間半ほどかかります。公共交通機関ではJR遠軽駅が最寄りとなりますが、そこからバスの本数は少ないため、レンタカーを利用するのがオススメです。
車中泊をする方にとっては、自由に移動しながら美しい風景を楽しめるのがサロマ湖の最大の魅力。道中には自然豊かな道路が続き、運転するだけでも北海道らしい雄大な景色が堪能できます。特に夏と秋はドライブに最適な季節で、湖岸線沿いのルートを走ると、まるで絵本のような景色に出会えますよ。
湖の名前の由来と歴史的背景
「サロマ」という名前は、アイヌ語の「サル・オマ・ペ」(葦のある場所)から来ていると言われています。実際、湖の周囲には湿地帯や原生花園が広がり、豊かな自然に囲まれているのが特徴です。
古くからこの地域では、漁業が盛んで、特にホタテの養殖は全国的にも有名です。かつてはニシンやカレイなども多く獲れ、サロマ湖は地元の漁師たちにとって「命の湖」でした。
また、戦後には開拓団がこの地に入り、湖と共に生きる暮らしが始まりました。その名残として、今でもサロマ湖周辺では漁師町の雰囲気が色濃く残っており、訪れる人々にとってどこか懐かしさを感じさせる場所となっています。
近年では、観光資源としても注目されるようになり、キャンプ場や展望台、自然散策路なども整備が進んでいます。
四季で変わるサロマ湖の絶景ポイント
サロマ湖は四季折々で全く違う表情を見せてくれる絶景スポットです。春には湖畔の木々が芽吹き、夏にはワッカ原生花園にカラフルな花々が咲き誇ります。秋には一面が紅葉に染まり、特にキムアネップ岬から見る夕日は、オレンジと赤に染まった湖面が幻想的な光景を演出します。
そして冬には、湖の一部が凍結し、白銀の世界が広がります。オホーツク海から流れ込む流氷と相まって、他では見られない神秘的な景色に出会えるでしょう。展望台や湖岸沿いの道路など、ビューポイントが豊富なので、ドライブしながら四季の美しさを体感できます。
特に、日の出や夕暮れ時はカメラマンにも人気の時間帯。車中泊をしていると、その美しい瞬間に誰よりも近くで出会えるのが大きな魅力です。
サロマ湖の自然と野生動物たち
サロマ湖の自然環境はとても豊かで、たくさんの野生動物たちが生息しています。湖にはサケやマス、ホタテなどの魚介類が泳ぎ、春から秋にかけては水鳥やシギ、カモなどが飛来します。運が良ければ、タンチョウヅルやオジロワシに出会えることも。
また、周辺の森林にはエゾシカやキタキツネなどの哺乳類も多く、車で移動中に道を横断する姿が見られることもあります。とくに朝方や夕方には動物たちの活動が活発になるため、車の運転には注意が必要です。
植物では、原生花園や湿地に自生するハマナスやエゾスカシユリなどがあり、6月〜7月頃が見頃。自然観察が好きな人にとっては、サロマ湖はまさに宝箱のような場所です。
初心者でも安心!サロマ湖観光の注意点
サロマ湖を初めて訪れる人にとっては、どんな準備が必要か不安な方も多いかもしれません。まず注意しておきたいのは、広大な自然エリアのためコンビニやガソリンスタンドが少ないこと。事前に食料や燃料の準備はしっかりとしておきましょう。
また、夏場でも夜は冷え込むことがあるため、長袖の羽織り物や防寒具があると安心です。特に車中泊をする場合は、寝袋やマットなどの快眠グッズは必須。冬に訪れる場合はスタッドレスタイヤや凍結対策が必須となります。
さらに、動物との接触にも注意が必要です。エゾシカやキタキツネは可愛らしい見た目ですが、むやみに近づかず、餌を与えないようにしましょう。自然との正しい距離感を保つことが、安全で楽しい旅につながります。
サロマ湖で快適な車中泊をするためのポイント
車中泊におすすめの駐車スポット紹介
サロマ湖周辺には、車中泊に適した駐車スポットがいくつかあります。その中でも特に人気なのが、「道の駅サロマ湖」と「キムアネップ岬駐車場」です。どちらも景色がよく、トイレもあり、比較的静かな環境なので車中泊にはぴったりの場所です。
道の駅サロマ湖は、国道238号線沿いに位置し、湖を見渡せるロケーションが魅力です。トイレは24時間使え、日中は売店で地元の特産品や軽食も購入できます。駐車場も広く、大型車でも安心して駐車可能です。
一方、キムアネップ岬駐車場は、サロマ湖の夕日スポットとして有名で、夕方になるとカメラを持った観光客が集まります。駐車場のすぐそばが湖岸なので、朝起きてすぐに湖を眺めることができる贅沢なロケーションです。
このほかにも、さろま温泉の駐車場や、湧別町側にある「道の駅かみゆうべつ温泉チューリップの湯」なども車中泊がしやすいスポットです。ただし、どの場所もゴミの持ち帰りや騒音への配慮など、マナーを守って利用することが大切です。
トイレ・水場・電源など設備の有無まとめ
車中泊をする上で重要なのが、トイレや水場、電源などの設備の有無です。サロマ湖周辺では、道の駅サロマ湖が最も設備が整っており、24時間利用可能な清潔なトイレと手洗い場があります。水を補給するには、近隣の公園やキャンプ場、もしくはコンビニで購入するのが一般的です。
また、さろま温泉や周辺の温泉施設では、入浴ついでに充電や水の補充をさせてもらえる場合もあるので、フロントで確認してみると良いでしょう。電源の確保が必要な場合は、ポータブル電源の持参がオススメ。ソーラーパネルを併用すれば、長期滞在でも電源切れの心配がありません。
ただし、無料駐車場での電源利用は基本的に難しいため、オートキャンプ場やRVパークを利用する場合に限られます。そうした施設ではAC電源付きの区画があり、より快適な車中泊が可能です。
気温・気候対策と服装のアドバイス
北海道の中でもサロマ湖周辺は、朝晩の冷え込みが厳しい地域です。夏でも夜は15℃以下になることがあり、服装には注意が必要です。日中はTシャツでも過ごせますが、朝夕は長袖の上着が必須。特に車中泊では、寝るときの寒さ対策が快適さを大きく左右します。
春や秋はさらに冷え込むため、フリースや薄手のダウンジャケットがあると安心です。冬に訪れる場合は、防寒着に加え、湯たんぽや毛布などの装備も必要になります。
また、オホーツク海からの風が強い日もあるため、防風性のあるアウターや帽子も役立ちます。風が吹くと体感温度が一気に下がるので、重ね着を工夫して調整できる服装がベストです。
靴は運転のしやすさも考慮して、スニーカーやトレッキングシューズが最適。湖畔や花園を歩く機会も多いので、歩きやすく、汚れても気にならない靴を選びましょう。
冬でも安心な防寒グッズとその使い方
冬のサロマ湖は非常に寒く、最低気温が氷点下20℃近くまで下がることもあります。そのため、車中泊をするなら防寒対策は万全にしておきましょう。まず必要なのは「マット+寝袋+毛布」の三点セットです。寝袋は最低使用温度−10℃以下のものを選び、毛布を重ねて保温力をアップさせましょう。
車内の窓には断熱マットやシェードを貼ることで、外からの冷気をシャットアウトできます。これにより室温の低下を防ぎ、結露も抑えられます。また、ポータブル電源と電気毛布を併用すると、電気代も安く済み、朝まで快適に眠れます。
暖房器具では、ガスや灯油を使うタイプもありますが、換気不足で一酸化炭素中毒になる危険があるため、使用には十分な注意が必要です。CO2チェッカーの携帯や、こまめな換気を忘れずに行いましょう。
また、カイロや湯たんぽも地味に効きます。寝る前に布団の中に入れておくと、朝までぽかぽかの状態で快眠できます。
周辺の道の駅と便利なサービス一覧
サロマ湖周辺には、車中泊に便利な道の駅が点在しています。代表的なものを以下にまとめました。
| 道の駅名 | 主な設備 | 特徴 |
|---|---|---|
| サロマ湖 | トイレ・売店・情報館 | 湖畔の絶景と地元グルメが人気 |
| かみゆうべつ温泉チューリップの湯 | 温泉・トイレ・食堂 | 車中泊しながら温泉を楽しめる |
| おこっぺ | トイレ・売店・軽食 | 牧場グルメとソフトクリームが有名 |
特に「かみゆうべつ温泉」は温泉施設に併設された道の駅で、入浴後そのまま休憩や車中泊ができるため、人気のスポットです。館内にはレストランもあり、地元の食材を使った定食などを楽しむことができます。
道の駅では地元の特産品や食材が購入できるだけでなく、観光情報の入手や休憩にも便利です。サロマ湖を拠点に複数の道の駅を巡ってみるのも、楽しい旅の一つになります。
サロマ湖周辺のおすすめ観光スポット5選
キムアネップ岬で見る夕日と朝日
キムアネップ岬は、サロマ湖の西側に突き出した小さな岬で、夕日スポットとして非常に有名です。特に天気の良い日の夕暮れには、湖面が真っ赤に染まり、まるで鏡のように空を映し出す絶景が広がります。その美しさは、「日本夕陽百選」にも選ばれたほど。
岬の先端には無料駐車場があり、車を停めてすぐに景色を楽しむことができます。日中は比較的人も少なく、静かな時間を過ごせますが、夕方になるとカメラマンや観光客が集まってきます。三脚を構える方も多く、じっくりと夕焼けを待つ光景が見られます。
朝日も美しく、早朝の湖は空気が澄んでいてとても幻想的。朝の冷たい空気の中、静まり返った湖に昇る太陽を見る体験は、まさに心を洗われるような時間です。車中泊をしていれば、誰よりも早くその光景に出会うことができます。
周辺は開発されすぎておらず、自然がそのまま残っているのも魅力。夏は蚊が多いので虫除け対策もお忘れなく。
ワッカ原生花園の四季折々の草花
ワッカ原生花園(ワッカげんせいかえん)は、サロマ湖とオホーツク海の間に広がる日本最大級の海浜植物群落です。総面積は約700ヘクタールと非常に広く、6月から8月にかけては、約300種類以上の草花が咲き誇ります。
代表的な花にはエゾスカシユリ、ハマナス、センダイハギなどがあり、訪れるたびに違った表情を見せてくれます。花の見頃には、多くの観光客が散策に訪れ、レンタサイクルで園内を巡るのも人気のアクティビティです。
園内には遊歩道が整備されており、歩いて自然を満喫することもできます。途中には小さな展望台があり、サロマ湖とオホーツク海の両方を一望することも可能。風が気持ちよく、心がリフレッシュされること間違いなしです。
季節や時間帯によって見える景色が変わるため、何度でも訪れたくなる場所。車中泊旅の合間に、ぜひ立ち寄ってほしい自然豊かなスポットです。
サロマ湖展望台からの大パノラマ
サロマ湖を一望するなら「サロマ湖展望台」がおすすめです。標高376mの幌岩山の山頂に位置し、晴れた日にはサロマ湖全体だけでなく、オホーツク海や知床連山まで見渡すことができます。特に秋の紅葉シーズンは絶景で、赤や黄色に染まる木々と湖のコントラストが素晴らしいです。
展望台までは車でのアクセスが可能で、山道を15分ほど登ると無料の駐車場に到着します。そこから展望台までは徒歩で約5分。整備された階段があり、子ども連れでも無理なく登れるコースです。
頂上の展望スペースは広々としており、ベンチや案内板もあります。双眼鏡を使えば、湖を泳ぐ水鳥や遠くの山並みまで観察できます。朝や夕方には霧がかかることもあり、幻想的な風景が楽しめることも。
サロマ湖のスケール感を味わいたいなら、ぜひ訪れてほしいスポットです。ドライブの途中で立ち寄るのにもちょうど良い距離です。
佐呂間町営温泉「さろま温泉」紹介
車中泊をする際に重要なのが、入浴施設の確保です。そんなときに便利なのが、「さろま温泉」です。こちらは佐呂間町が運営する公共温泉で、リーズナブルな料金でしっかり温まることができると評判です。
泉質はナトリウム-塩化物強塩泉で、体の芯までポカポカになるお湯。疲労回復や冷え性にも効果があるとされています。施設内は清潔感があり、広めの内湯と露天風呂もあります。サウナや休憩スペースも完備されていて、旅の疲れを癒すには最高の場所です。
営業時間は朝10時から夜9時まで(最終受付は8時30分)と、車中泊前にも立ち寄りやすい時間帯。タオルやアメニティのレンタルもあるため、手ぶらで行っても大丈夫です。
また、併設の食堂では、地元食材を使った定食やラーメンなども楽しめます。ホタテ入りの「さろまラーメン」は人気メニューのひとつ。観光と癒しを両立できる、旅人に優しい温泉スポットです。
北見市や網走市まで足を伸ばしてみよう
サロマ湖周辺だけでなく、少し足を伸ばすと北見市や網走市といった魅力的な街があります。北見市までは車で約1時間、網走市へも約1時間半程度で到着します。どちらも見どころ満載で、ドライブの途中に立ち寄るのにちょうど良い距離感です。
北見市では焼肉文化が根付いており、「北見焼肉」は地元グルメとして有名。特にホルモン系の焼肉は絶品です。また、「北の大地の水族館」では、冬でも泳ぐ淡水魚やドクターフィッシュ体験なども楽しめます。
一方、網走市では、流氷観光船「おーろら」に乗ってオホーツク海を体感できたり、網走監獄博物館で歴史を学んだりと、アクティブな観光ができます。冬には流氷が接岸することで有名で、その時期に訪れると一生の思い出になるでしょう。
どちらも観光地として整備されており、飲食店やお土産店も充実。サロマ湖の自然と組み合わせることで、車中泊の旅がより豊かになります。
サロマ湖で味わう絶品グルメと地元の味
サロマ湖名物「ホタテ丼」はここで食べよう
サロマ湖といえば、やはりホタテが有名です。全国的にもその品質の高さで知られており、身が大きく甘みがあるのが特徴です。そのホタテを贅沢に使った「ホタテ丼」は、訪れたらぜひ食べておきたい一品です。
地元で評判のホタテ丼が食べられるお店のひとつが、「レストハウスところ」。こちらでは、新鮮なホタテを炙って香ばしさを引き出した「炙りホタテ丼」が大人気。ぷりぷりのホタテに特製のタレが絡み、思わずご飯が進んでしまう味です。
また、「さろまにあん食堂」では、ホタテの刺身と天ぷらがセットになった丼もあり、ホタテをさまざまな調理法で楽しむことができます。旬の時期(6月〜10月頃)には、より濃厚な旨味を感じられるので、訪れる時期にも注目です。
道の駅などでもホタテを使ったお弁当やおにぎりが販売されているので、手軽に楽しみたい方はそちらもおすすめ。地元で獲れたホタテをその場で味わう贅沢は、サロマ湖での車中泊旅の大きな楽しみのひとつです。
地元民が通う穴場レストラン特集
観光ガイドには載っていない、地元の人しか知らないような穴場レストランもサロマ湖周辺には点在しています。そういったお店は、リーズナブルな価格で本格的な味が楽しめるのが魅力です。
例えば、佐呂間町にある「味処 しんちゃん」は、家庭的な雰囲気の中で海鮮丼や定食が味わえる名店。地元の漁師さんやファミリー層にも人気で、新鮮な魚介を使った「日替わり定食」が特に好評です。
また、「食事処 魚一」では、ボリューム満点の刺身定食や、地元野菜を使った副菜がつく定食メニューが人気。観光客が少なく、ゆっくりと静かに食事を楽しめるのもポイントです。
こうした穴場レストランは、地元の人との交流のきっかけにもなります。「どこから来たの?」と声をかけられることもあり、温かい会話が旅の思い出に残ることも。
ネットにあまり情報がない場合もありますが、道の駅の観光案内所で聞くとおすすめのお店を教えてもらえることもありますよ。
道の駅で買えるおすすめのお土産グルメ
サロマ湖周辺の道の駅では、地元の特産品を使った魅力的なお土産グルメがたくさん販売されています。とくに人気なのが「ホタテの燻製」や「ホタテの貝柱干し」など、日持ちがして自宅でもサロマ湖の味が楽しめる商品です。
道の駅サロマ湖では、「さろま納豆」や「オホーツクの塩」など、地元ならではのユニークな商品も取り扱っています。特に「ホタテスープの素」は、お湯を注ぐだけで旨味たっぷりのスープが完成する便利アイテム。旅のお供にもぴったりです。
また、ソフトクリームや地元産牛乳を使ったプリンなどのスイーツも人気。ドライブ中の休憩タイムに食べると気分もリフレッシュします。お土産として買って帰れば、家族や友人にも喜ばれること間違いなしです。
道の駅では試食ができることも多く、味を確かめてから購入できるのも嬉しいポイント。グルメなお土産を探すなら、道の駅は絶対に立ち寄っておきたいスポットです。
朝市・直売所で手に入る新鮮食材
地元の味をそのまま車中泊の旅に取り入れるなら、朝市や直売所を活用するのがおすすめです。佐呂間町や湧別町では、地元の漁師さんや農家さんが出店する小規模な朝市が不定期で開かれており、新鮮な魚介類や野菜を手に入れることができます。
とくに新鮮なホタテやサケ、ホッケなどは、スーパーで買うのとは全く違う美味しさ。調理器具があれば、その場でバーベキューにするのもおすすめです。また、朝どれ野菜も豊富で、とうもろこしやじゃがいも、トマトなどが安く手に入るのも魅力です。
湧別町の「ファーマーズマーケット湧鮮館」では、季節の農産物や加工食品、特産品が手頃な価格で手に入ります。観光客にも親しまれており、地元の食文化に触れる良い機会になります。
旅の中で「食材探し」を楽しむことができるのも、車中泊ならではの自由なスタイルの魅力ですね。
自炊派に嬉しい!車中泊で簡単レシピ紹介
車中泊の旅では、自分で料理する楽しみもあります。サロマ湖周辺で手に入る新鮮な食材を使って、簡単に作れるレシピをいくつかご紹介します。
まずは「ホタテバター焼き」。フライパンかホットプレートがあれば、殻付きホタテをそのまま焼いて、バターと醤油を少し加えるだけ。ジューシーな旨味が口いっぱいに広がります。
次に「じゃがバターとチーズのホイル焼き」。地元で手に入るじゃがいもをカットし、アルミホイルに包んでバターとチーズをのせ、コンロで焼くだけ。ホクホクのじゃがいもととろけたチーズの組み合わせは絶品です。
朝食には「道の駅のパン+ホタテスープ」が手軽でおすすめ。パンを温めるだけでOKですし、ホタテスープは粉末タイプをお湯で溶くだけで完成します。
火気使用が可能な場所や時間には注意が必要ですが、アウトドア気分で自炊を楽しむのも、サロマ湖車中泊の醍醐味の一つです。
実際に車中泊してわかったリアルな体験談
車中泊初心者が準備してよかったもの
実際にサロマ湖で車中泊をしてみて、「これがあって本当によかった!」と感じたアイテムがいくつかあります。まず一番は「遮光カーテン(サンシェード)」。これは車内のプライバシーを守るだけでなく、朝日や外の明かりを遮ってくれるので、ゆっくり休むためには必須のアイテムです。
次に役立ったのは「ポータブル電源」。スマホの充電、電気毛布やライトの使用など、快適な車中泊には欠かせません。小型でも十分活躍してくれます。
また、「寝心地のいいマットレス」も大事。車のシートのままでは身体が痛くなることもあるので、エアマットやクッション性の高い敷きマットを用意すると、翌朝の疲れが全然違います。
その他にも「LEDランタン」「虫除けスプレー」「ウェットティッシュ」なども便利でした。初めての車中泊だと不安なことも多いですが、しっかり準備しておけば、思った以上に快適に過ごせますよ。
サロマ湖での夜の過ごし方と星空観察
サロマ湖の夜は、本当に静かで自然と一体になれる時間です。街の灯りがほとんどないため、夜空にはびっしりと星が広がります。運が良ければ天の川が見えることもあり、思わず見とれてしまうほどの美しさです。
おすすめの過ごし方は、車の窓を少しだけ開けて風を感じながら、星空を眺めること。寒い時期なら電気毛布や毛布にくるまって、温かい飲み物を片手にのんびり過ごすのも贅沢な時間です。
また、ラジオや静かな音楽をかけながら、日記を書いたり読書をしたりするのもいいリラックス方法。夜の湖畔にはほとんど音がなく、車の中にいるだけで心が落ち着く時間になります。
キムアネップ岬やワッカ原生花園付近は、星空観察にも絶好のポイント。星空アプリを入れておけば、どの星座が見えているかを調べながら楽しむこともできます。都会では味わえない“静寂の夜”がここにはあります。
地元の人との交流で心温まるエピソード
旅の中で嬉しかった出来事の一つに、地元の人とのちょっとした会話があります。ある朝、道の駅でホタテのおにぎりを食べていたところ、地元のおばあちゃんが「それ、おいしいっしょ?」と話しかけてくれました。
そこから少し話すと、「あんた、どこから来たのさ?」と気さくに聞いてくれて、地元のおすすめ観光地や温泉をたくさん教えてくれました。都会ではなかなかない、こういう温かい交流がとても心に残っています。
また、ホタテ直売所で対応してくれた漁師さんも、漁の話をいろいろと聞かせてくれて、「この辺のホタテは甘いから、一度食べてみな」とおまけまでくれたことも。こうしたふれあいがあるからこそ、旅の思い出はより濃く、忘れられないものになります。
観光地としては素朴な地域ですが、人の温かさに触れられるのがサロマ湖エリアの魅力の一つだと感じました。
トラブル&失敗談とその対策
車中泊をしていると、思わぬトラブルに遭遇することもあります。実際にサロマ湖で経験したのは「夜間の強風」と「結露による窓のびしょ濡れ」。湖畔では風が急に強くなることがあり、窓を少しでも開けて寝ていたら、車内が寒くて目が覚めてしまいました。
その後の対策として、断熱シェードでしっかり窓を塞ぐことと、換気は少しだけ行うようにしてからは快適に過ごせるようになりました。また、結露対策には吸湿シートや除湿剤が効果的でした。
もう一つは、「道の駅にゴミ箱がなかった」こと。夜にコンビニも閉まっていて、ゴミの処理に困りました。それ以降はゴミ袋を複数用意して、分別して自宅まで持ち帰るようにしています。
トラブルも含めて旅の思い出になりますが、事前に情報を調べておくことで、より安心して過ごすことができます。失敗から学ぶことも多いので、記録に残しておくのもおすすめです。
また行きたくなる!サロマ湖車中泊の魅力とは
サロマ湖での車中泊は、単なる「宿泊手段」ではなく、自然と人の温かさを体感する旅のスタイルだと感じました。美しい景色、澄んだ空気、地元の美味しい食べ物、そして何より自由な時間。どこに泊まるか、何を食べるか、どこに行くかを自分で決められることが、車中泊ならではの魅力です。
サロマ湖の朝は静かで、鳥の声と風の音しか聞こえません。夕暮れには水面がオレンジ色に染まり、夜は満天の星空が広がります。そのすべてを車の中から、好きな時間に眺められる贅沢は、ホテルや旅館では味わえません。
また、トイレや温泉、観光スポットも比較的整っており、初心者にも優しい環境です。ちょっとした準備さえしておけば、快適で安全な旅ができるのもポイントです。
「またあの景色を見たい」「またあのホタテを食べたい」そう思わせてくれるのが、サロマ湖の車中泊旅でした。
まとめ:サロマ湖の車中泊で見つけた、本当の豊かさ
サロマ湖での車中泊旅は、ただ車で寝泊まりするだけではありませんでした。日本第3位の広さを誇る美しい湖を舞台に、四季折々の風景に癒され、地元のグルメに舌鼓を打ち、心あたたまる出会いに恵まれる──そんな、贅沢で豊かな時間が流れる旅でした。
設備の整った道の駅や静かな岬、温泉、そして自然あふれる景勝地がバランスよく揃い、初心者からベテランまで楽しめる車中泊スポットとして、サロマ湖は間違いなく“穴場”です。
少しの準備と心構えがあれば、サロマ湖は「また行きたい!」と思わせてくれる場所。どこまでも自由で、どこまでもやさしい北海道の大地で、あなたもぜひ“車で泊まる旅”の魅力に出会ってみませんか?

