車中泊でカーテンを使うと、目隠しや遮光に便利な一方、使っていないときの収納場所に困りやすくなります。特に軽自動車やコンパクトカーでは、たたんだカーテンが寝具や荷物の邪魔になりがちです。
車中泊カーテンの収納は、単に小さくたたむだけではなく、「設置しやすい」「撤収しやすい」「走行中に邪魔にならない」状態を作ることがポイントです。
この記事では、車中泊カーテンをコンパクトに収納する方法から、100均グッズを使った整理方法、収納しやすいカーテンの選び方まで詳しく解説します。
車中泊カーテンの収納方法は使い方に合わせて決める
車中泊カーテンの収納方法は、毎回取り外すのか、車内に取り付けたままにするのかで大きく変わります。
まずは代表的な収納方法を比較してみましょう。
| 収納方法 | 向いているカーテン | メリット | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 窓脇に束ねる | レール式 | 設置と撤収が早い | 走行時の視界を妨げない位置に固定する |
| 丸めて収納 | 薄手の布・ロープ式 | コンパクトになる | しわになりやすい生地には不向き |
| たたんで袋に収納 | マグネット式・吸盤式 | 車内をすっきりさせやすい | 部品を紛失しない工夫が必要 |
| シート下に収納 | 小さくたためるタイプ | デッドスペースを使える | 濡れた状態では入れない |
| 天井付近に収納 | 軽量なカーテン | 床を占有しにくい | 落下しないよう確実に固定する |
普段から車中泊仕様にしている車なら窓脇に束ねる方法、日常利用と車中泊を切り替える車なら取り外して袋にまとめる方法が使いやすいでしょう。
車中泊カーテンをコンパクトに収納する5つの方法
カーテンそのものを小さくするだけでなく、取り付け用品までひとまとめにすると準備と撤収が楽になります。
窓脇に束ねて収納する
カーテンレールなどを常設している場合は、カーテンを取り外さず、左右へ寄せて束ねる方法が簡単です。
タッセルや面ファスナー付きバンド、ゴムバンドなどでまとめておけば、車中泊を始めるときに広げるだけで使えます。
毎回カーテンを取り出して取り付ける必要がないため、設営時間を短くしたい人に向いています。
ただし、運転席や助手席付近に設置している場合は、走行時の視界を妨げない位置まで確実に開いて固定することが大切です。
カーテンを丸めて収納する
薄手の遮光生地やロープ式のカーテンなら、折りたたむより丸めたほうがコンパクトになる場合があります。
カーテンを端から巻いたあと、ゴムバンドや面ファスナーで固定すれば筒状になるため、シート下や荷室の隙間にも収納しやすくなります。
ロープやワイヤーを使っている場合は、カーテンから外さず一緒に巻ける形にしておくと、次回の設置も簡単です。
収納時に取り付け部品まで1セットにしておくことが、忘れ物や紛失を防ぐコツです。
窓ごとにたたんで収納袋へ入れる
マグネット式や吸盤式など、毎回取り外すタイプなら、収納袋を使う方法が適しています。
運転席側、助手席側、後部座席、リアなど、取り付け場所ごとに分けて収納しておくと、設営時にどのカーテンなのか迷いません。
- 右側用
- 左側用
- リア用
- 前席と後部座席の間仕切り用
同じ色や形のカーテンを複数使用している場合は、収納袋やカーテン本体に目印を付けておくと便利です。
シート下や荷室の隙間へ収納する
車中泊では床面を広く使いたいため、シート下などのデッドスペースを活用すると車内を整理しやすくなります。
特に薄手のカーテンなら、小さな収納袋へ入れることでシート下に収まりやすくなります。
ただし、シートをスライドさせたときに巻き込まれる位置や、可動部分の近くには置かないようにしましょう。
「空いている場所」ではなく「車を動かしても干渉しない場所」を収納場所として選ぶことが重要です。
天井付近の収納スペースを活用する
床や荷室に余裕がない場合は、天井付近のスペースを利用する方法もあります。
軽量なカーテンを収納袋へ入れ、車中泊用の天井ネットなどに入れておけば、寝るためのスペースを圧迫しにくくなります。
一方で、走行中に収納物が落下すると危険です。天井付近へ収納する場合は、軽いものに限定し、飛び出さない状態で固定してください。
100均グッズでも車中泊カーテンは収納しやすくできる
車中泊カーテンの収納用品は、必ずしも専用品でそろえる必要はありません。100均などで手に入る一般的な収納用品でも整理できます。
| 収納グッズ | 使い方 | 向いているもの |
|---|---|---|
| 巾着袋 | カーテンをたたんで収納する | 取り外し式カーテン |
| メッシュ袋 | カーテンと部品をまとめる | 湿気が気になる場合 |
| 面ファスナーバンド | 丸めたカーテンを固定する | 薄手カーテン |
| ゴムバンド | 束ねてコンパクトにする | ロープ式カーテン |
| 小物ポーチ | 吸盤やクリップを収納する | 細かい取り付け部品 |
おすすめなのは、カーテン本体用の袋と取り付け部品用の小さな袋を分けるのではなく、できるだけ1つのセットとしてまとめる収納方法です。
例えば、カーテンを巾着袋へ入れ、その中に吸盤やクリップを入れた小物袋も一緒に収納しておけば、車中泊のたびに部品を探す手間を減らせます。
車中泊カーテンは窓ごとに分けると設営が楽になる
車中泊カーテンを収納するときに意外と困りやすいのが、「どのカーテンがどの窓用なのか分からなくなる」ことです。
特に自作カーテンやサンシェードは形が似ているため、設営時に何枚も広げて確認することになりかねません。
右・左・後ろを見分けられるようにする
カーテンの端に目印を付けたり、収納袋を分けたりして、取り付け位置を一目で判断できるようにしておきましょう。
例えば「右」「左」「リア」のように表示するだけでも十分です。
収納方法と設営方法をセットで考えると、車中泊の準備時間を短くできます。
設置する順番で重ねて収納する
複数枚のカーテンを1つの袋へ収納する場合は、次回取り付ける順番を考えて重ねておく方法も便利です。
最初に取り付けるカーテンを一番上にしておけば、全部を車内へ広げる必要がありません。
撤収するときも同じ順番を意識すれば、次の車中泊でも迷いにくくなります。
収納しやすい車中泊カーテンを選ぶ4つのポイント
これから車中泊カーテンを準備するなら、遮光性だけではなく収納のしやすさも確認しておくと便利です。
薄くたためる生地を選ぶ
厚手の生地はしっかりした目隠しを作りやすい一方、収納すると大きくなりやすいのが欠点です。
車内スペースを優先する場合は、必要な目隠し性能を確保しながら、たたんだときに厚くなりすぎない生地を選ぶと扱いやすくなります。
取り付け部品が少ないタイプを選ぶ
吸盤、フック、クリップ、レールなどの部品が多くなるほど、収納時の管理も複雑になります。
マグネットやロープなど、カーテンと一緒にまとめられる取り付け方法なら収納を簡略化しやすくなります。
ただし、マグネットを使用できる場所は車種や内装によって異なるため、事前に取り付け部分を確認してください。
前席を1枚の間仕切りにする方法も考える
フロントガラス、運転席側、助手席側をそれぞれ別のカーテンで覆うと、収納する枚数も増えます。
用途によっては前席と後部スペースの間を大きなカーテン1枚で仕切る方法もあります。
必要なカーテンそのものを減らすことも、収納スペースを減らす有効な考え方です。
ただし、窓ごとに覆う方法とは目隠しできる範囲が異なるため、自分の車内レイアウトに合わせて選びましょう。
洗って乾かしやすい素材を選ぶ
車中泊では窓周辺に湿気や結露が発生し、カーテンが湿ることがあります。
濡れたカーテンをそのまま収納すると、においやカビの原因になりやすいため、乾燥させてから片付けることが大切です。
頻繁に車中泊する場合は、乾きやすく扱いやすい素材を選んでおくと管理が楽になります。
車中泊カーテンを収納するときの注意点
収納場所だけを優先すると、安全性や使いやすさを損なうことがあります。次のポイントも確認しておきましょう。
濡れたまま収納しない
朝になると窓の内側に結露が発生し、カーテンの端が湿っていることがあります。
そのまま密閉した袋へ収納するのではなく、できるだけ乾燥させてから収納してください。
吸盤やマグネットを別々に散らさない
カーテンだけ収納して吸盤やクリップを別の場所へ入れると、次回使用するときに部品が見つからなくなりがちです。
小物ポーチなどを使い、カーテン本体と同じ収納袋へまとめておくと管理しやすくなります。
走行中に視界を妨げない
運転席や助手席付近のカーテンは、走行するときに運転者の視界を妨げない状態にしてください。
開いたカーテンが走行中に動かないよう、タッセルやバンドなどで確実にまとめておくことも重要です。
また、運転席・助手席周辺へ常設する方法は取り付け状態によって保安基準や検査に関係する場合があります。常設する場合は車両に適した方法か確認しておきましょう。
重いものを天井へ収納しない
天井ネットなどを利用すると収納スペースを増やせますが、重いものを入れるのは避けましょう。
急ブレーキや走行時の振動でも落下しないよう、カーテンなど軽量なものを確実に固定して収納することが基本です。
車中泊カーテンをすぐ使える収納にする手順
収納方法に迷った場合は、次のように仕組みを作ると設営と撤収の両方を簡単にできます。
- 使用するカーテンを窓ごとに分ける
- 右・左・リアなどの目印を付ける
- 吸盤やクリップを小物袋へまとめる
- カーテンと取り付け部品を同じ袋へ収納する
- シート下など取り出しやすい場所を定位置にする
ポイントは、毎回収納場所を変えないことです。
「車中泊カーテンはここ」と定位置を決めておけば、出発前の積み忘れも防ぎやすくなります。
車中泊カーテンの収納でよくある質問
車中泊カーテンは付けっぱなしでも大丈夫ですか?
後部のカーテンなど、運転に影響しない場所であれば常設できる場合があります。ただし、運転席や助手席周辺では視界を妨げない状態にすることが重要です。
常設する場合でも、走行時に揺れたり外れたりしないよう固定してください。
車中泊カーテンはどこに収納するのがおすすめですか?
小さくたためる場合は、シート下や荷室の隙間など、普段使わないデッドスペースが使いやすいでしょう。
頻繁に使うなら、荷物を全部降ろさなくても取り出せる位置に収納するのがおすすめです。
カーテンとサンシェードではどちらが収納しやすいですか?
一般的には薄手の布製カーテンのほうが、折ったり丸めたりできるためコンパクトにしやすい傾向があります。
一方、窓の形に合わせた厚みのあるシェードは形状を保ちやすい反面、収納時に場所を取る場合があります。
100均グッズだけでも収納できますか?
巾着袋、メッシュ袋、面ファスナーバンド、小物ポーチなどを組み合わせれば収納できます。
車種やカーテンの大きさに合わせて、無理なく収まるサイズを選びましょう。
車中泊カーテンを小さくするコツはありますか?
薄手の生地なら、細かく折りたたむよりも端から巻いたほうがコンパクトになることがあります。
取り付け用のロープやワイヤーも一緒に巻き、バンドで固定すると1セットとして収納しやすくなります。
濡れたカーテンはそのまま袋に入れてもいいですか?
湿ったまま長時間収納するのは避けましょう。結露などで濡れている場合は、できるだけ乾かしてから収納するのが基本です。
車中泊カーテンの収納は設営のしやすさまで考えよう
車中泊カーテンは、窓脇に束ねる、丸める、収納袋へ入れる、シート下へ入れるなど、車内レイアウトに合わせて収納できます。
特に使いやすいのは、カーテンと吸盤・マグネット・クリップなどの取り付け用品を1セットにまとめ、収納場所を固定する方法です。窓ごとに目印を付けておけば、次回の設営もスムーズになります。
限られた車内を広く使いたい場合は、収納方法だけでなく、薄くたためる生地や部品の少ない取り付け方式を選ぶことも重要です。収納時のサイズと設営のしやすさを両方考え、自分の車に合った方法を選びましょう。

