スズキ・アルトHA36Sで車中泊できる?快適化の工夫と実体験レポート!

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車種別 車中泊

「車中泊」と聞くと、大きなバンやキャンピングカーを思い浮かべる人が多いかもしれません。でも、実はスズキ・アルトHA36Sのようなコンパクトな軽自動車でも、ちょっとした工夫で快適に寝泊まりできることをご存じですか?

この記事では、アルトHA36Sで実際に車中泊をしてきた体験談を交えながら、快適に過ごすためのコツやアイテム、防犯対策などをわかりやすく解説しています。狭さを逆手に取ったアイデア満載の内容となっていますので、「軽自動車でも車中泊できるの?」と疑問に思っている方は必見です!

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アルトHA36Sってどんな車?車中泊向きかチェック!

アルトHA36Sの基本スペックを紹介

スズキ・アルトHA36S型は、2014年から販売されている軽自動車で、「軽さ」と「燃費の良さ」を追求したモデルです。とにかくコンパクトで小回りがきき、街乗りや通勤、ちょっとしたドライブに最適な車として人気があります。全長は約3.4m、全幅は1.48mほどで、まさに“最小クラス”の軽自動車。エンジンは660ccで、NA(自然吸気)とターボモデルがありますが、どちらも燃費性能は抜群です。

室内の高さや幅も「必要最低限」といった印象で、車中泊にはやや厳しそうにも見えます。しかし、その軽さとシンプルさから、自分で工夫して“快適空間”を作る楽しさもあります。特に車中泊にハマってくると、狭さを逆手に取ったレイアウトやギミックが面白くなってきます。小さな車でもアイディア次第で寝泊まりができるというのは、まさに「冒険」の始まりです。

燃費も魅力のひとつ。HA36Sはガソリン1リットルで30km近く走れるモデルもあるので、長距離移動の車中泊旅でもお財布にやさしいのがうれしいポイントです。


室内サイズを実際に測ってみた

HA36Sアルトの車内サイズは、コンパクトそのもの。前席を一番前に移動させた状態で、後部座席から荷室までの長さはおよそ140cm〜150cm程度。助手席を倒して足を伸ばすこともできますが、大人1人が完全に横になるにはやや工夫が必要なサイズです。室内高も低めで、おおよそ117cm前後。車内で座っての着替えなどは少し窮屈に感じるかもしれません。

横幅は最大で120cm程度なので、寝る場合は「ななめに寝る」「片足を曲げる」「荷物を前席に移動させてスペースを確保する」といった調整が求められます。つまり、完全なフラットスペースが最初から用意されているわけではなく、「自分で作る必要がある」タイプの車といえるでしょう。

実際にメジャーで測ってみると、「意外と工夫次第で寝れるかも」と感じる人も多いです。重要なのは“寝る方向”と“荷物の配置”。限られた空間をどう活用するかが勝負の分かれ目になります。


車中泊できる広さはあるのか?

「このサイズで本当に寝れるの?」という疑問は当然あると思います。結論から言うと、大人1人であれば車中泊は可能です。ただし、寝る姿勢や体勢に制限があるため、“快適”に過ごすには工夫が必要です。

例えば、助手席を限界まで前に出して倒し、そこに厚みのあるマットレスや段差解消グッズを敷くことで、ある程度のフラットスペースを作ることができます。身長が170cm以下であれば、対角線を使えば足を伸ばして眠ることも可能です。

ただし、頭や足をぶつけやすかったり、寝返りが打ちにくかったりするため、「完璧な睡眠環境」とまでは言えません。あくまで「寝ようと思えば寝られる」というレベルです。それでも、「ホテル代を節約したい」「夜の移動を効率よくしたい」といった目的なら、十分に価値のある選択肢です。


他の軽自動車との比較

他の人気軽自動車と比べると、アルトHA36Sは車中泊に不向き寄りといえるかもしれません。たとえば、ホンダのN-BOXやスズキのスペーシアは天井が高く、シートも広く倒せるので、寝泊まりには圧倒的に有利です。車中泊用として作られた軽キャンパー仕様の車両と比べれば、アルトは正直、狭さを感じることは否めません。

しかしその分、車両価格や維持費、燃費面ではアルトが優れており、「費用をかけずに車中泊を始めたい」という初心者には最適な一台ともいえます。比較表で見てみましょう。

車種 室内高 室内長 車中泊快適度 燃費(実測)
アルトHA36S 約117cm 約140cm ★★☆☆☆ 25〜30km/L
N-BOX 約140cm 約200cm ★★★★★ 20〜25km/L
スペーシア 約135cm 約190cm ★★★★☆ 20〜25km/L

このように、「狭いけど安い・燃費がいい・気軽に使える」がアルトの魅力です。


向いている人・向いていない人

アルトHA36Sでの車中泊が向いているのは、1人旅を好む人、ミニマリスト志向の人、DIYが好きな人です。限られた空間の中で工夫するのが楽しいと感じられる人には、アルトでの車中泊はむしろワクワクする体験になるでしょう。短期間の車中泊や、仮眠目的の使い方にも向いています。

逆に、快適性や広さを重視する人や、2人以上での利用を考えている人には不向きです。また、毎日車中泊で生活する「バンライフ」のような使い方には正直厳しいでしょう。寝る以外の動作(着替え・食事・作業など)を車内で行うのも難しいため、そこまでを求めるならもう少し大きな車をおすすめします。

フルフラット化はできる?シートアレンジの工夫

純正シートでどこまで倒せる?

HA36Sアルトの純正シートは、リクライニングはあるものの完全なフルフラットにはなりません。前席はそれなりに倒せる設計になっていますが、後部座席との段差ができてしまい、水平なスペースは作れません。さらに助手席を倒しても後席の高さとはズレがあるため、そのままでは凹凸が目立ちます。

車中泊で重要なのは「できるだけフラットな寝床」です。この段差があると、腰や背中が痛くなり、快適に眠ることができません。純正のままでは仮眠程度なら可能ですが、長時間の睡眠には向いていません。ですが、この状態を「改良してフルフラットに近づける工夫」が、アルト車中泊の面白さでもあります。

自分の体に合わせた角度で座席を調整したり、段差を埋めるマットを使ったりすれば、純正シートでもある程度寝やすくできます。ただ、あくまで「簡易的」なものであることは念頭に置いておきましょう。


フラット化するDIY方法

フラット化を目指すなら、DIYでの工夫が必要です。よく使われているのが「ベッドキット」や「自作のフラットボード」です。具体的には、以下のような手順で作ることができます。

  1. 助手席を倒す(できればヘッドレストを外す)

  2. 荷室に板を敷いて段差を埋める

  3. 折りたたみ式の木材やコンパネ板で水平面を延長

  4. 上からマットレスやエアマットを敷く

板材はホームセンターで購入できる「コンパネ(合板)」がおすすめ。軽くて丈夫で、安価に手に入ります。これをカットして、助手席の背面や後部座席と荷室の間にかませれば、簡易的な“床”が完成します。

さらに、折りたたみ脚をつけたり、収納ボックスを土台にしたりすると、収納とベッドの両立も可能です。自分の車にピッタリ合うサイズを探して、カスタマイズしていく過程も楽しいですよ。


100均グッズでの簡易マットレス作り

DIYにお金をかけたくない方には、100均グッズを使った方法もおすすめです。特に使えるアイテムが以下の通りです。

  • ジョイントマット:段差を埋めるのに便利。カッターでサイズ調整もOK。

  • クッションマット:柔らかくて軽量。重ねて使えばクッション性アップ。

  • アルミシート:冷気・熱気を防ぐ断熱効果あり。

  • 収納ボックス:中に荷物を入れつつ土台としても活用可能。

  • 滑り止めシート:マットのズレ防止に最適。

特にジョイントマットは複数枚つなげることで、自分の車に合わせた大きさに調整可能です。また、安価なので汚れたり壊れたりしても気軽に買い直せるのが魅力。これらを組み合わせることで、「寝られるスペース」を簡単に作ることができます。

ただし、厚みがないと体が痛くなることもあるので、なるべく2層〜3層に重ねるなどの工夫が必要です。コストを抑えながらも快適性を確保するには、こうした100均グッズの活用が鍵になります。


後部座席+荷室の使い方アイデア

アルトHA36Sは荷室も狭めですが、後部座席を倒すことで少しでも広く使うことができます。後部座席は左右分割式になっているので、片方だけ倒して荷物スペースに、もう片方は寝床にというアレンジも可能です。

また、後部座席と荷室の段差を利用して「2段ベッド」風に使うアイデアもあります。たとえば、下段に収納ボックスを置いて、その上に板とマットを敷けば、寝るスペースが一段上がり、下段は荷物スペースとして活用できます。

特におすすめなのが、助手席を最大まで前に出して倒し、後部座席から助手席の背面までを“寝るスペース”にするレイアウト。こうすることで、最大長さ約160cm程度の空間を確保することができ、身長170cm未満であればギリギリ足を伸ばして寝ることも可能です。


実際に寝てみた感想と注意点

実際にアルトHA36Sで車中泊をしてみると、「思っていたより寝られるな」というのが第一印象です。フラット化がうまくできれば、体の負担もそこまで大きくはありません。ただし、数時間の仮眠なら問題ないものの、8時間以上の睡眠になるとやはり狭さや硬さが気になります。

寝返りが打てない、頭上のスペースが狭くて息苦しさを感じる、という点は注意が必要です。また、座席の凹凸がある場合は、マットだけでなく、毛布や衣類などで調整する必要があります。

さらに、体を冷やしやすい冬場や、逆に蒸し暑い夏場は、季節に応じた準備が重要です。エアコンを付けっぱなしで寝るのはバッテリー上の問題もあるため、換気や断熱の工夫が欠かせません。

こうした点を踏まえ、「無理をしない範囲で楽しむ」という姿勢がアルトでの車中泊を安全で快適に楽しむコツといえるでしょう。

快適に過ごすための便利アイテム5選

遮光カーテン・サンシェード

車中泊でまず必要なのが、遮光・目隠しグッズです。アルトHA36Sは窓が多いため、外からの視線や日差しが気になる場面が多くあります。特に夜間は車内の明かりが漏れるとプライバシーが守れず、非常に落ち着きません。そんなときに便利なのが「サンシェード」や「遮光カーテン」です。

市販のサンシェードでも十分役立ちますが、ぴったりサイズでなければ隙間ができてしまうので、DIYで窓枠に合わせてアルミシートをカットし、吸盤で固定する方法がオススメです。外からの視線を遮りつつ、断熱効果もあるため、夏は涼しく冬は暖かく過ごせます。

また、100均で手に入る「突っ張り棒」と「遮光布」を組み合わせて、即席のカーテンを作るのもおすすめ。車内の色に合わせた布を選べば、見た目もオシャレになります。こうした工夫をすることで、外から完全に見えない“プライベート空間”が完成し、安心して眠ることができます。


車中泊マットやエアベッド

車中泊で重要なのは「いかに快適に寝られるか」です。アルトのように座席がフラットにならない車種では、マットやエアベッドが特に重宝します。おすすめは、折りたたみ式の高反発マットレスや、車内サイズに合ったエアベッドです。

折りたたみマットは軽くて設置も簡単。コンパクトに収納できるので、狭い車内でも邪魔になりません。厚みのあるものを選べば、多少の段差でも体が痛くなりにくくなります。エアベッドは空気を入れる手間がありますが、フラットな寝心地を作りたい人にはぴったり。ただし、サイズ選びは慎重に。アルトの狭さに対応する小さめのサイズが必要です。

また、マットと併用してブランケットや寝袋を使うと、保温性もアップし快適に過ごせます。季節によって素材を使い分けるのもポイントです。冬は厚手の毛布、夏は通気性の良いシーツなどを活用しましょう。


ポータブル電源やUSB扇風機

電源がない車内での生活では、ポータブル電源があると快適度が一気にアップします。スマホの充電はもちろん、扇風機や電気毛布、LEDランタンなどの電化製品が使えるようになります。アルトのバッテリーを気にせずに済むため、安心して使えるのが魅力です。

容量は300Wh以上のものがあると、一晩分の電力は十分にまかなえます。最近ではソーラーパネルとセットで販売されているモデルもあり、災害時やアウトドアにも役立ちます。

夏場はUSB扇風機が必需品です。コンパクトで静音のタイプなら、車内でも音が気にならず快適に過ごせます。反対に冬場はUSBヒーターや電気毛布が便利。ポータブル電源と組み合わせて使えば、寒さ対策もバッチリです。


コンパクト収納グッズ

限られたスペースで快適に過ごすには、収納の工夫も大切です。おすすめは以下のようなコンパクト収納アイテムです。

  • 吊り下げ型の収納ポケット:ヘッドレストにかけて使える便利グッズ。スマホや飲み物、ティッシュなどをすぐ取り出せます。

  • 折りたたみボックス:使わないときはたためるので、荷物が少ない時はスペースを有効活用できます。

  • 収納付きクッション:見た目は普通のクッションでも、中に小物が入るタイプもあります。

  • シートバックポケット:座席の背面に付けて使うことで、デッドスペースを活かせます。

これらを活用することで、散らかりやすい車内をスッキリと保つことができ、就寝スペースを広く確保できます。必要なものがすぐに取り出せる状態を維持するのは、快適な車中泊の基本です。


季節ごとの便利グッズ(夏・冬)

車中泊は季節によって過ごしやすさが大きく変わります。春や秋は比較的快適ですが、夏と冬は準備を怠ると過酷な環境になります。それぞれの季節で持っておきたいアイテムは以下の通りです。

【夏】

  • USB扇風機

  • 冷却スプレーや冷感シート

  • 網戸付きのウィンドウネット(蚊対策)

  • 保冷剤+クーラーボックス

【冬】

  • 電気毛布(ポータブル電源と併用)

  • 使い捨てカイロ

  • 窓用断熱シート

  • 厚手の寝袋や毛布

夏は「いかに涼しく眠れるか」、冬は「いかに寒さを防ぐか」がポイントになります。車内は密閉空間なので、エンジンを切った後の温度変化が非常に激しいです。体調を崩さないためにも、季節に合わせたグッズの準備は欠かせません。

プライバシーと防犯対策もしっかりと!

外からの視線を遮る工夫

車中泊で最も気になるのが、外からの視線です。特にコンビニや道の駅、高速SAなど、人の出入りが多い場所では「車の中を覗かれるのでは?」という不安がつきまといます。安心して眠るためには、徹底した目隠し対策が必要です。

最も効果的なのは、窓全面を覆うサンシェードや自作のカーテンを設置すること。リアウィンドウや後席のサイドウィンドウは、100均のアルミシートやダイソーの「車用サンシェード」がサイズ的にもぴったり合うことが多く、手軽に遮光できます。さらに、フロントガラスや助手席側には、吸盤式のカーテンを取り付けると見た目もスッキリし、取り外しも楽です。

また、車内灯を消す・最小限にすることも大切。夜間、スマホの光だけでも外に漏れることがあります。LEDライトを使う場合は光量を抑え、なるべく寝る前には完全に消灯するのが安心です。こうした目隠し対策をすることで、車内が完全なプライベート空間になり、心身ともにリラックスできます。


車中泊中の施錠チェックリスト

意外と忘れがちなのが、施錠の確認です。休憩中や仮眠中ならまだしも、完全に寝入ってしまうときに施錠を忘れるのは非常に危険です。特に都市部の駐車場や人通りのある場所では、防犯対策が不可欠です。

以下は、車中泊前に必ず確認したい施錠チェックリストです:

✅ すべてのドアロックを確認
✅ スライドドアがある車種は確実に閉める
✅ トランクやハッチもロック確認
✅ 窓は数センチ開ける程度で全開にしない
✅ キーは肌身離さず持つ or 首下げストラップを活用

特にアルトのようなコンパクトカーは、ドアの開け閉めも簡単なため、念入りな確認が大切です。スマートキータイプであれば、寝る直前に“ロック音”を耳で確認するのも一つの方法です。

また、ドアロックを二重チェックできるアプリやセンサー付きロックなども最近は市販されています。手間を惜しまず安全を優先することで、安心して夜を過ごせます。


女性が一人で泊まるときの注意点

女性が一人で車中泊をする場合は、特に防犯とプライバシー対策が重要です。不審者に狙われる可能性がゼロではないため、**「いかに目立たず、安心して眠れるか」**がカギとなります。

まず、駐車場所の選定が最優先。暗くて人気のない場所よりも、24時間営業の施設や人の出入りがある場所のほうが安心です。ただし、人が多すぎると逆に目立ってしまうこともあるため、「適度な人通り」がポイントです。

車内の明かりは最小限にし、外から中が見えないようにするのは絶対条件です。さらに以下の防犯グッズもおすすめです。

  • ドアに取り付ける防犯ブザー

  • センサーライト(人が近づくと点灯)

  • 窓用防犯フィルム

  • 緊急用ホイッスルや催涙スプレー

これらを事前に準備しておくことで、万が一の時でも冷静に対処できます。また、SNSやブログに車中泊の場所をリアルタイムで発信しないことも、自己防衛の一つ。周囲に知られない配慮が、安心感につながります。


防犯ブザーやセンサーライトの活用

防犯対策として非常に効果的なのが、防犯ブザーとセンサーライトの組み合わせです。これらは「防ぐ」というよりも「相手に気づかせる」ためのツールとして使えます。

たとえば、防犯ブザーはドアに取り付けておけば、誰かが開けようとしたときに大きな音が鳴るように設定できます。また、荷室側のガラス窓に取り付ければ、窓からの侵入対策にもなります。

一方、センサーライトは車の周囲に人が近づくと自動で点灯するタイプのもので、暗い場所での防犯に役立ちます。1000円〜2000円程度で購入でき、USB充電式なら繰り返し使えてコスパも良好です。

こうした防犯アイテムを使うことで、万が一の不審者に対して「この車は警戒されている」と思わせることができます。犯罪は“狙われにくさ”が最も重要。ライトや音の演出で、防犯効果を高めましょう。


安心して泊まれる場所の選び方

車中泊の成功は、「泊まる場所選び」で9割決まるといっても過言ではありません。特にアルトのようなコンパクトカーでは、生活スペースが狭い分、環境の影響を受けやすいのです。

おすすめの車中泊スポットは以下のような場所です:

  • 道の駅(24時間トイレあり、比較的静か)

  • 高速道路のSA・PA(防犯カメラ・警備あり)

  • 温泉施設の駐車場(仮眠可の表示がある場所)

  • RVパーク(車中泊専用設備が整っている)

  • コインパーキング(長時間OKな場所限定)

一方で避けたいのは、住宅街の路上や、人気のない山道、深夜営業していない施設の駐車場などです。こうした場所は防犯面でも不安が多く、トイレや買い物にも不便です。

また、泊まる前には必ず「ここで寝てもいい場所か?」というマナー意識を持つことが大切です。地域住民や施設の方に迷惑がかからないよう、静かに過ごす・ゴミは持ち帰るなどの配慮も忘れずに。

実際にアルトHA36Sで車中泊してみた体験談

宿泊場所とその選定理由

私がアルトHA36Sで車中泊を初めて実践したのは、長野県のとある道の駅でした。選んだ理由は、「夜間も明るく、人通りが適度にあること」と、「24時間使える清潔なトイレがあること」です。これらは初心者にとって非常に大切な要素で、特に女性や一人で泊まる人にとっては安心感に直結します。

また、その道の駅は近くに温泉施設があり、入浴後にすぐ移動して車中泊に入れるという利便性も大きなポイントでした。周囲の環境も静かで、深夜の車の出入りも少なく、安心して休めました。車中泊に慣れていない方ほど、最初は「人の気配がゼロではない」「明かりが多少ある」場所を選ぶのがおすすめです。

反対に、絶対に避けたいのが暗くて人気のない山道や住宅街の路駐。安全面だけでなく、マナー違反としてトラブルになる可能性もあるので、事前に情報収集をして、安心して泊まれる場所をリストアップしておくと安心です。


使って良かったアイテムと失敗談

使ってみて本当に良かったと感じたアイテムは、厚手の折りたたみマットと**遮光カーテン(自作)**でした。マットは段差をほぼ解消してくれ、硬すぎず柔らかすぎずの絶妙な寝心地を作ってくれました。遮光カーテンは100均の遮光布と吸盤フックを使って自作したもので、外から全く見えず、車内が“部屋”のように感じられたのが印象的でした。

一方、失敗したのは「エアマットを使ったのに空気を入れすぎたこと」。寝た瞬間にバランスを崩して転びそうになりました(笑)。また、扇風機を忘れてしまった夏の夜はとにかく暑く、途中で窓を開けたら蚊に刺されて散々な目に…。網戸をつけていなかったことをかなり後悔しました。

この体験から学んだのは、「事前準備がすべて」ということです。持ち物リストを作り、チェックしながら積み込むことで、快適な夜を迎えられると実感しました。


どれくらい寝られるか?リアルな感想

アルトHA36Sでの車中泊では、「意外と寝られる!」というのが正直な感想です。私は身長165cmで、助手席を前に倒して、後部座席から助手席の背中までを使って斜めに寝ました。足を少し曲げる必要はありますが、体勢を調整すればそこまで窮屈ではありませんでした。

ただし、完全にフラットではないので、寝返りが難しいのが最大のネックです。途中で何度か目が覚めることもありました。また、腰の下にマットが薄い部分があったため、朝起きたら少し痛くなっていたこともあります。

それでも、「きちんとした準備」があれば快眠は可能です。重要なのは、体の接地部分がすべてフラットになるよう調整すること。100均マットや毛布を駆使すれば、かなり改善されます。1泊程度であれば、快適に過ごせるレベルに仕上げることができますよ。


気をつけたい車内温度と湿度

車中泊で侮ってはいけないのが、車内の温度と湿度の変化です。エンジンを切っている間、車内は外気の影響をダイレクトに受けます。特に夏場はあっという間に蒸し風呂状態になり、冬場は深夜から明け方にかけて急激に冷え込みます。

私は真夏と初冬にそれぞれ体験しましたが、真夏の車内温度は日中で40℃近くまで上がり、夜間でも蒸し暑く感じました。窓を少し開けるだけでかなり変わるのですが、その際はウィンドウネット虫よけスプレーが必須です。ないと、蚊が大量に入ってきます…。

一方、冬は寝る前は快適でも、明け方には息が白くなるほど冷えることもありました。電気毛布と寝袋を併用していたため何とか耐えられましたが、断熱対策なしではかなり厳しかったと思います。窓への断熱シートや床へのアルミマット敷きは、車内温度を数度上げる効果があるので、特に冬は重要です。


初心者に伝えたいアドバイス

これからアルトHA36Sで車中泊をしてみたい初心者の方へ、いくつかのポイントをお伝えします。

  1. 最初は短時間の仮眠からスタート:いきなり一泊ではなく、日帰りドライブ中に休憩がてら仮眠をしてみると車内環境を把握しやすいです。

  2. マット選びは慎重に:薄いマットでは腰を痛めるので、少し高くても良質なものを選びましょう。

  3. 車内の整理整頓を意識:狭い車内ではモノの配置が命。必要最低限のものだけを持ち込むようにしましょう。

  4. 防犯対策は万全に:特に女性の一人車中泊では防犯ブザーやライト、カーテンが必須です。

  5. 楽しむ気持ちを忘れずに:不便さも含めて車中泊は“冒険”です。完璧を求めすぎず、小さな成功を楽しむ気持ちが一番大事です。

アルトは確かに狭いですが、その分“自分だけの基地”のような魅力があります。限られた空間の中で快適さを追求する楽しみを、ぜひ体感してみてください。

まとめ

スズキ・アルトHA36Sでの車中泊は、コンパクトな車内空間をいかに工夫して活用するかがカギとなります。一見「狭くて無理そう」と思われがちなこの車種でも、シートアレンジや収納、快適グッズ、防犯対策をしっかり行えば、大人1人での車中泊は十分に可能です。

特に、遮光カーテンや断熱マット、ポータブル電源などをうまく活用すれば、季節に左右されずに快適な時間を過ごせます。DIYでのフラット化や、100均アイテムを使ったレイアウト工夫も、アルトならではの楽しみ方です。

もちろん、軽自動車ならではの狭さや快適性の制限はありますが、それを補って余りある燃費の良さや取り回しのしやすさ、そして“自分でつくる旅の拠点”というロマンがあります。

これから車中泊を始めてみたい人、節約しながら旅行を楽しみたい人にとって、アルトHA36Sは「可能性に満ちた1台」。小さな車で大きな旅を、ぜひあなたも体験してみてください。