この記事では、エクストレイルの車中泊マットを選ぶときに見るべきサイズ、厚み、段差対策、年式ごとの注意点をまとめます。
結論からいうと、エクストレイルは荷室が広いSUVですが、マットは長さだけで選ぶと失敗しやすいです。
その理由は、T33やT32などの年式、2列と3列の違い、荷室幅やシート段差によって合うマットが変わるためです。
エクストレイルの車中泊マットはサイズと段差対策で選ぶ
エクストレイルで車中泊マットを選ぶなら、最初に見るべきなのは「長さ」「幅」「段差」の3つです。
特に現行T33は荷室長が十分にありますが、実際の寝心地はシートを倒したときの傾きや段差に左右されます。
現行T33の荷室寸法から見るマットサイズの目安
日産公式FAQでは、2025年9月マイナーチェンジ以降のT33・2列シート車は、2列目を倒したときの1列目シート後端からバックドアまでの荷室長が約1821mmです。荷室幅はストラット間で約1096mm、最大で約1326mmと案内されています。
この寸法から考えると、1人で寝るなら幅60〜70cm前後、2人で使うなら合計幅100〜120cm前後を目安にすると選びやすいです。ただし幅いっぱいのマットは内装に干渉しやすいため、ストラット間の幅を基準に考えるのが安全です。
2列シートと3列シートで確認点が変わる
エクストレイルは2列シートと3列シートで荷室の使い方が変わります。2列シート車は後席を倒して寝床を作りやすい一方、3列シート車は3列目の格納状態や床面の段差を確認する必要があります。
現行モデルでも、時期や仕様によって公式に確認できる寸法が異なる場合があります。そのため、商品名に「T33対応」と書かれていても、2列用か3列用か、対応年式が自分の車と合っているかを必ず確認しましょう。
T32やT31は年式対応を必ず見る
中古車で人気のT32やT31に乗っている場合は、現行T33用の情報をそのまま当てはめないことが大切です。荷室形状、シートの倒れ方、段差の出方が異なるため、マットの適合も変わります。
とくに車種専用マットは、型式ごとに形状を合わせている商品があります。「エクストレイル対応」だけで判断せず、T31、T32、T33のどれに対応しているかを見ることが失敗防止になります。
エクストレイルに合う車中泊マットの種類を比較
エクストレイル向けの車中泊マットは、大きく分けると車種専用、インフレーター、エアベッド、折りたたみ式があります。
どれが正解というより、寝心地を重視するのか、収納性を重視するのかで選び方が変わります。
| 種類 | 向いている人 | 注意点 |
|---|---|---|
| 車種専用マット | 段差をしっかり埋めたい人 | 型式と年式の確認が必須 |
| インフレーターマット | 寝心地と収納性を両立したい人 | 厚みによって段差吸収力が変わる |
| エアベッド | ふかふか感を重視したい人 | 幅や空気抜けに注意 |
| 折りたたみマット | 設営を早く済ませたい人 | 収納時にかさばりやすい |
車種専用マットは段差解消がしやすい
車種専用マットは、エクストレイルのシート形状や荷室の段差に合わせて作られていることが多く、初めて車中泊する人でも選びやすいタイプです。
段差を埋めるクッションや分割パーツがある商品なら、フラットに近い寝床を作りやすくなります。年式と型式が合えば、寝心地の失敗を減らしやすいのが車種専用タイプの強みです。
インフレーターマットは寝心地と収納性のバランス型
インフレーターマットは、バルブを開けるとある程度ふくらむタイプで、キャンプと車中泊の両方で使いやすいのが特徴です。収納時は丸められるため、荷物を減らしたい人にも向いています。
エクストレイルで使う場合は、厚みだけでなく幅も確認しましょう。1枚を広く敷くより、2枚を並べるほうが段差や荷物配置に対応しやすい場合があります。
エアベッドは厚み重視だが幅と空気抜けに注意
エアベッドは厚みが出やすく、シートの硬さや床面の冷たさを感じにくいのがメリットです。柔らかめの寝心地が好きな人には候補になります。
ただし、車内幅に対して大きすぎると端が折れたり、ドアや内装に当たったりすることがあります。エアベッドは展開サイズだけでなく、空気量を調整できるかも見ておくと安心です。
折りたたみマットは設営が早く扱いやすい
折りたたみマットは、広げるだけで使えるため、設営と撤収を短時間で済ませたい人に向いています。空気を入れる手間がなく、短時間の仮眠や防災用としても扱いやすいです。
一方で、収納時の厚みが出やすい点はデメリットです。荷室に常備するなら、寝るときだけでなく、移動中にどこへ収納するかまで考えて選びましょう。
車中泊マット選びで失敗しない5つのポイント
車中泊マットは、商品ページのサイズだけを見ても実際の使い心地までは分かりません。
エクストレイルで快適に寝るなら、厚み、幅、分割、汚れ対策、事前確認の5つを見ておくと安心です。
厚みは段差と底つき感を見て決める
厚みが薄いマットは収納しやすい反面、シートの段差や硬さを感じやすくなります。反対に厚みがあるマットは寝心地が良くなりやすいものの、天井までの余裕が少なくなる場合があります。
エクストレイルはSUVらしい室内高がありますが、厚すぎるマットを敷くと座ったときの圧迫感が出ることもあります。段差を埋めたいなら厚み、車内で過ごしやすくしたいなら高さの余裕も確認しましょう。
幅はストラット間を基準に考える
マット幅を選ぶときは、荷室最大幅だけでなく、左右の張り出しがある部分も見ておく必要があります。現行T33の公式寸法では、ストラット間の荷室幅が約1096mmと案内されています。
そのため、2人用として広いマットを選ぶ場合でも、最大幅だけで判断しないほうが安心です。内装の狭い部分に合わせて選ぶと、マットが浮いたり折れたりしにくくなります。
分割式なら就寝スペースと荷物置き場を両立しやすい
分割式マットは、1人で寝るときに片側だけ敷けるのが便利です。もう片側を荷物置き場にできるため、キャンプ道具や着替えを車内に残したまま休みやすくなります。
2人で寝る場合も、体格や寝る位置に合わせて調整しやすいです。エクストレイルを普段使いと車中泊で兼用するなら、分割式は使い勝手の良い選択肢です。
防水カバーやシーツで汚れと結露を防ぐ
車中泊では、靴や荷物の汚れ、飲み物のこぼれ、窓の結露などでマットが汚れやすくなります。マット本体を長く使いたいなら、上にシーツや防水カバーを重ねると手入れが楽です。
日産純正アクセサリーには、リヤシートを倒した状態でもシートバックからラゲッジルームまで覆える防水タイプのラゲッジフルカバーがあります。マットだけでなく、車内を守るカバー類も一緒に考えると快適性が上がります。
本番前に設営と収納を試しておく
車中泊マットは、実際に車内で広げてみないと分からないことがあります。ドアを閉めたときに干渉しないか、寝返りできるか、収納袋に戻せるかは事前に確認しておきたいポイントです。
特にインフレーターやエアベッドは、空気の入り方でサイズ感が変わります。出発前に一度設営しておくと、現地で慌てるリスクを減らせます。
エクストレイルで車中泊するときの安全と快適性
マットを用意すれば寝床は作れますが、車中泊では安全対策も欠かせません。
暑さ寒さ、換気、姿勢、駐車場所まで含めて準備すると、エクストレイルの車中泊をより快適にしやすくなります。
エンジンを切る前提で暑さ寒さ対策を準備する
車中泊では、エンジンをかけっぱなしにしない前提で準備することが大切です。降雪時はマフラー周辺が雪で埋まると排ガスが車内に入り、一酸化炭素中毒の危険があります。
夏は暑さ対策、冬は寝袋や毛布、断熱マットなどを用意しましょう。エアコンに頼らず眠れる装備を準備しておくことが、安全な車中泊につながります。
足を伸ばせる姿勢を作り同じ姿勢を避ける
車中泊では、足を下げたまま寝る姿勢を避け、できるだけ水平に近い姿勢で休むことが大切です。マットで段差を減らすことは、寝心地だけでなく姿勢を整える意味でも役立ちます。
長時間同じ姿勢を続けると体に負担がかかります。休憩時には足首を動かしたり、車外を歩いたりして、体を固めない工夫も忘れないようにしましょう。
サンシェードや換気グッズも一緒に準備する
マットだけを用意しても、外からの視線や朝日のまぶしさが気になると眠りにくくなります。車中泊では、窓に合うサンシェードやカーテンも重要です。
また、季節によっては窓の結露や空気のこもりも気になります。虫の侵入を防ぎながら換気できるグッズを組み合わせると、エクストレイルの広い室内をより快適に使えます。
エクストレイルの車中泊マットでよくある質問
エクストレイルの車中泊マットを選ぶ前に、サイズや使い方で迷いやすい疑問をまとめます。
Q1. エクストレイルの車中泊マットは何cmくらいが合いますか?
A1. 現行T33の2列シート車なら、後席を倒した荷室長が約1821mmのため、長さ180cm前後のマットが候補になります。幅は荷室最大幅だけでなく、ストラット間の約1096mmを基準に考えると選びやすいです。
Q2. T33とT32で同じマットは使えますか?
A2. 使える場合もありますが、基本的には型式対応を確認したほうが安心です。T33とT32では荷室形状や段差の出方が違うため、車種専用マットは対応型式を必ず見ましょう。
Q3. エクストレイルで2人車中泊するならマットは1枚と2枚どちらがいいですか?
A3. 2人で使うなら、幅広の1枚より分割式の2枚が扱いやすい場合があります。寝る位置を調整しやすく、1人利用時には片側を荷物置き場にできるためです。
Q4. 厚みはどれくらいあると快適ですか?
A4. 段差や底つき感が気になるなら、ある程度厚みのあるマットが向いています。ただし厚すぎると車内高の余裕が減るため、寝心地と圧迫感のバランスを見て選びましょう。
Q5. 車中泊マット以外に必要なものはありますか?
A5. サンシェード、寝袋や毛布、換気グッズ、防水カバー、ライトがあると快適です。特に夏冬は温度対策が重要なので、エンジンに頼らず休める装備を準備しておきましょう。
Q6. 純正アクセサリーだけで車中泊できますか?
A6. 純正のラゲッジフルカバーは汚れ防止に役立ちますが、寝心地を作るマットとは役割が違います。車内保護にはカバー、睡眠にはマットというように分けて考えると失敗しにくいです。
エクストレイルの車中泊マットは実車サイズと段差対策で選ぼう
エクストレイルの車中泊マットは、長さだけでなく幅、厚み、段差対策を見て選ぶことが大切です。現行T33の2列シート車は荷室長に余裕がありますが、内装の張り出しやシート段差まで含めて考える必要があります。
T33、T32、T31では適合するマットが異なるため、商品名の「エクストレイル対応」だけで判断しないようにしましょう。型式、年式、2列か3列かを確認し、できれば本番前に一度設営しておくと安心です。
寝心地を重視するなら厚みのあるインフレーターや車種専用マット、使いやすさを重視するなら分割式や折りたたみ式が候補になります。安全面では、エンジンを切る前提で暑さ寒さ対策を整え、無理のない姿勢で休める環境を作りましょう。

