近年人気が高まっている「車中泊」。自由気ままな旅を楽しめるスタイルとして、若者からシニアまで幅広い層に支持されています。
そんな車中泊にぴったりな一台が、ホンダのRKステップワゴン。広々とした車内、フルフラットにできるシート、使い勝手の良さが魅力で、初めての車中泊にも安心のモデルです。
この記事では、RKステップワゴンで車中泊を楽しむための工夫やグッズ、実際に使えるスポットやカスタムアイデアまで、初心者でもすぐに実践できるノウハウを徹底的に紹介します。
この記事を読めば、あなたもきっと今すぐ「旅に出たい!」と思うはずです。
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RKステップワゴンが車中泊に向いている理由
室内空間の広さとフルフラット機能
RKステップワゴンは、ファミリーカーとして設計されているだけあって、車内空間の広さが大きな魅力です。とくに後部座席をフルフラットにできる構造は、車中泊にとって理想的。シートを倒すことで、身長170cm〜180cmほどの大人でも足を伸ばして寝られるスペースが確保できます。天井高もあり、座ったままでも圧迫感を感じにくいため、長時間の滞在でも疲れにくいのが特徴です。
この「フルフラット」機能があることで、特別な改造をせずとも、マットや寝袋を敷くだけで簡単に寝床が完成。まさに車中泊向けに設計されたと言っても過言ではありません。また、段差も少ないため、睡眠時の腰や背中への負担も軽減されます。
さらに、窓の大きさもポイント。昼間は開放感があり、夜はカーテンやシェードを使えばしっかりとプライバシーを守れます。これにより、安心して休むことができます。車内で「過ごす」だけでなく「寝る」ことを想定した設計が、RKステップワゴンの強みです。
スライドドアの利便性と安全性
RKステップワゴンのもう一つの大きな利点は、スライドドアの存在です。車中泊をする際、出入りのしやすさはとても大切です。スライドドアなら隣の車と距離が近い駐車場や狭いスペースでも楽に開閉でき、夜間や悪天候でもスムーズな出入りが可能です。
特にファミリーでの利用や子どもがいる場合、安全性の面でも安心です。スライドドアは開いたときに「バタン!」と風で閉まる心配も少なく、ドアが全開になることで荷物の出し入れも非常にしやすいです。
また、電子制御で自動開閉するパワースライドドア付きのグレードであれば、荷物で手が塞がっているときでもワンタッチで開け閉めができるのも魅力。外出先でのちょっとした使いやすさが、車中泊全体の快適度に大きく影響してくるのです。
燃費性能と長距離ドライブの相性
RKステップワゴンはミニバンながらも燃費性能が比較的良く、ハイウェイなどの長距離ドライブに向いています。特にCVT(無段変速機)搭載モデルは滑らかな加速ができ、燃費も平均10〜14km/L前後と優秀。遠方への車中泊旅行でもガソリン代を抑えられるのは嬉しいポイントです。
エンジン性能もしっかりしており、坂道や高速でもストレスなく走れるため、ドライバーの疲労も軽減されます。これにより、目的地までの移動時間も楽しみの一部にできるのです。
また、車中泊ではアイドリング状態でのエンジン使用は避けるのがマナーですが、RKステップワゴンならアイドリングストップ機能を搭載したモデルもあり、環境にも優しいドライブが可能。経済性と快適性を両立できるのが、この車の魅力です。
荷室の使いやすさと収納力
RKステップワゴンの荷室は、広くてフラットな構造になっており、収納力が非常に高いです。3列目のシートを床下に収納できる「床下格納シート」機能を使えば、大型のキャンプ用品や寝具も楽々収納できます。このスペースが空くことで、実際に寝るスペースを邪魔せずに荷物を整理できるため、車中泊がグッと快適になります。
また、小物入れやサイドポケット、天井のフックなども活用すれば、スマホの充電器やライト、飲み物などを取り出しやすく配置できます。荷室の整理整頓は、車中泊でストレスを減らす鍵なので、収納力の高さは大きなメリットです。
さらに、荷室に折りたたみコンテナやボックスを積んで、必要なものをすぐに取り出せるように工夫すれば、より快適な車中泊ライフが楽しめます。100均やホームセンターで買えるグッズを活用するのもおすすめです。
中古でも手に入れやすい価格帯
RKステップワゴンは、2009年〜2015年頃に製造されたモデルで、中古車市場では比較的安価で流通しています。グレードや走行距離にもよりますが、50万円〜120万円程度で購入できるものも多く、初めて車中泊にチャレンジしたい人にも手が届きやすい価格帯です。
さらに、ホンダ車らしく耐久性も高く、定期的なメンテナンスを行えば10年以上の使用も可能。中古でも信頼性の高いエンジンや装備が魅力です。また、カスタムベースとしても人気があり、ネット上でもDIY例が多く紹介されています。
「車中泊を始めたいけど、いきなり新車やキャンピングカーはハードルが高い…」という方にとって、RKステップワゴンはコストパフォーマンスが非常に良い選択肢になります。
快適に眠れるレイアウト&ベッド作りの工夫
フルフラットにする方法と必要なアイテム
RKステップワゴンの車中泊で最も重要になるのが「寝床の確保」です。RKステップワゴンは2列目・3列目のシートを折りたたむことで、フルフラットに近い状態を作ることが可能です。ただし、完全なフラットではなく、段差や凹凸があるため、そのまま寝ると腰や背中に負担がかかってしまいます。
そこで活躍するのが**「フルフラット化キット」や「キャンプ用マット」**です。ホームセンターやネット通販では、RKステップワゴン専用の段差解消マットやウレタンフォームを使用したベッドキットも販売されています。これらを使えば簡単にフラットで快適な寝床を作れます。
また、DIYで対応する場合は「すのこ+クッションマット」の組み合わせがオススメ。すのこをベースにして高さ調整を行い、その上に厚手のマットレスやキャンプマットを敷けば、車中とは思えないほど快適な寝心地が得られます。
寝具は、敷布団タイプの寝袋や、コンパクトに畳めるエアーマットもおすすめ。空気を抜けばコンパクトに収納でき、昼間は荷物置きとしても使えます。フルフラット化は、車中泊の質を大きく左右するポイントなので、ぜひ丁寧に準備しましょう。
市販の車中泊マットと自作マットの比較
市販の車中泊マットと自作マットには、それぞれメリットとデメリットがあります。どちらを選ぶかは、予算・手間・使用頻度によって決めるとよいでしょう。
【市販マットの特徴】
| 項目 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| 専用設計 | 車種専用のためフィット感抜群 | 価格が高め(1〜3万円前後) |
| 収納性 | 折りたたみやすく持ち運び便利 | 厚みが足りない場合も |
| 快適性 | 高反発ウレタンや断熱材入りもあり | カスタマイズがしづらい |
【自作マットの特徴】
| 項目 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| コスパ | すのこ+マットで5,000円以下も可能 | 手間と工夫が必要 |
| 自由度 | 自分好みに調整できる | 完成度にバラつきが出る |
| サイズ調整 | ミリ単位で対応可能 | ズレたり動くことがある |
市販品はラクで信頼性が高いですが、コスパ重視やDIY好きな方には自作が断然楽しい選択。例えば、ニトリの「折りたたみウレタンマットレス」とホームセンターのすのこを組み合わせるだけでも十分実用的です。どちらも一長一短なので、自分のスタイルに合わせて選んでみましょう。
ベッド下収納で空間を有効活用
車中泊では限られたスペースを最大限に活かす工夫が欠かせません。その中でも、「ベッド下収納」は非常に効果的な方法です。ベッド部分を少し高めに設計して、その下に荷物を収納するスタイルは、まるでミニキャンピングカーのような快適さを実現してくれます。
具体的には、折りたたみコンテナやプラスチックケースを利用し、食料、衣類、調理道具、充電グッズなどを整理整頓します。これにより、夜中に必要なものをすぐに取り出すことができ、荷物が散らかる心配もありません。
また、収納する物の分類をはっきりさせると、車内での生活がさらにスムーズに。例えば、
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コンテナA:寝具関連(毛布、枕、アイマスクなど)
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コンテナB:調理道具(バーナー、カトラリーなど)
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コンテナC:電源・ガジェット類(バッテリー、ケーブル)
といった具合に分けるのがおすすめです。
市販のベッドキットを使うと、あらかじめ収納スペースが確保されているタイプもあり便利。DIY派の方は、木材でベッドフレームを作り、その下を引き出し付きにすることで、見た目もスッキリしますよ。
断熱&遮光対策で快適さUP
車中泊では、外気温の変化や外からの光が大きなストレスになります。特に冬の寒さ、夏の暑さ、早朝の日差しなどは、睡眠の質に直結するため、断熱と遮光の対策はとても重要です。
断熱対策としてまずオススメなのが「銀マット(アルミマット)」を窓に貼る方法です。ホームセンターで手に入る安価なもので十分効果があり、窓からの冷気・熱気を大幅にカットしてくれます。加えて、車体の床にクッション材やカーペットを敷くことで、底冷え対策にもなります。
遮光対策としては、専用のウィンドウシェードが最も効果的です。RKステップワゴン用のシェードはネット通販でも多く販売されており、吸盤タイプやマグネットタイプなど種類も豊富。市販のカーテンや自作の黒布を使うのもアリですが、ピッタリと隙間をふさげるシェードの方が、快適さは段違いです。
また、防犯やプライバシーの面でも遮光は重要。外から中が見えないようにすることで、夜間の安心感も大きく違います。目隠し効果と温度管理の両方を意識した準備が、快適な夜を約束してくれるでしょう。
家族や子どもと一緒に寝る場合の注意点
家族や小さな子どもと一緒に車中泊をする場合は、大人だけの時とは違った配慮が必要になります。特に「安全性」「寝具の配置」「防寒・防暑対策」の3点がポイントです。
まず、安全面では子どもが誤ってドアを開けたり、落下したりしないよう、チャイルドロックの設定や、転落防止用のガードを取り付けると安心です。小さなお子さんの場合、ベッドの隙間に落ち込まないようクッションや枕を周囲に配置しておくとよいでしょう。
次に、寝具の配置ですが、スペースが限られているため、横並びで川の字になるレイアウトが基本です。人数が多い場合は、頭と足を交互に配置する「ヘッド・トゥ・トゥ」スタイルでスペースを効率的に使うのもおすすめ。
最後に防寒・防暑対策です。特に子どもは体温調整が苦手なため、冬はしっかりした寝袋や毛布、夏はポータブルファンやサーキュレーターを用意してあげましょう。また、暑い時期には「網戸」や「ベンチレーター」など、空気の流れを作る工夫も欠かせません。
子連れの車中泊は、ちょっとした工夫が安心感と快適さに直結します。事前にシミュレーションしておくと、当日のトラブルも最小限で済みますよ。
車中泊に便利なおすすめグッズ
USBポート付きポータブル電源
車中泊において「電源の確保」は快適さを左右する大きなポイントです。とくにスマホの充電や照明、冬場の電気毛布、夏場の扇風機など、ちょっとした電化製品を使う際には、ポータブル電源が欠かせません。なかでもUSBポートが複数付いたモデルは使い勝手がよく、家族での車中泊でも取り合いになる心配がありません。
最近では、【300Wh〜1000Whクラス】のポータブル電源が人気。スマホなら10回以上、LEDライトなら数十時間使用できる容量です。また、ACコンセントやDC出力も備えているモデルが多く、電気毛布や炊飯器、ノートパソコンにも対応できます。
電源自体の充電も、走行中のシガーソケットやソーラーパネルで可能なタイプが増えており、長期の旅行や連泊にも対応可能。災害時の備えとしても役立つため、持っておいて損はありません。
選ぶ際には「容量」「ポート数」「重さ」「充電方法」の4つのポイントをチェックしましょう。RKステップワゴンの広い荷室なら、少し大きめのモデルでも無理なく積載可能。安全性を重視して、PSEマーク付きの製品を選ぶことも忘れずに。
網戸&ウィンドウネットで虫対策
夏場の車中泊で困るのが「虫の侵入」です。窓を開けて風を通したいけれど、蚊やハエが入ってきては快適な夜とは言えません。そんなときに役立つのが、**網戸(ウィンドウネット)**です。
RKステップワゴンにピッタリ合う専用サイズの網戸も通販で多く販売されています。特にリアスライドドアやフロント窓に装着できるものが人気で、マグネットやゴムで簡単に取り付けできるタイプが主流です。取り外しも簡単で、収納時はコンパクトになるため場所も取りません。
さらに、虫よけ効果を高めるために、網戸とあわせて「蚊取り線香」や「電池式虫よけ器具」を使うと、より安心です。夏場でもエアコンを使わずに自然な風で快適に眠れるため、虫対策はぜひ徹底したいところ。
また、メッシュの網戸は通気性もよく、夜でも車内にこもった熱気を逃がすことができます。これによりエンジンを切った状態でも快適な車中泊が可能になり、マナー的にも環境的にも優しい装備と言えます。
シェード&カーテンでプライバシー確保
車中泊では「外からの視線」や「光漏れ」が意外と気になるもの。とくに夜間は、車内の明かりで中が丸見えになることもあり、防犯やプライバシーの観点からも、シェードやカーテンの準備は必須です。
RKステップワゴンには専用設計の断熱サンシェードセットが多数販売されており、フロントからリアまでの全窓をカバーできます。遮光性・断熱性の高い素材を使用しているものを選べば、昼間の暑さ・夜の寒さ対策にも効果的です。
自作派には、100均の「アルミシート+吸盤」で手軽にDIYする方法も人気。コストを抑えつつ、窓のサイズに合わせてカスタマイズできるのが魅力です。ただし、見た目や装着のしやすさでは市販品に軍配が上がります。
また、リアガラス用のカーテンを取り付けると、見た目にもスッキリします。突っ張り棒を使えば工具なしで簡単に設置可能。女性のひとり車中泊やファミリー利用時には、プライバシーの確保は心の安心感につながります。
コンパクトクッカー&保冷バッグ
車中泊の楽しみの一つが「車内や外でのごはん」。自炊をすると旅のコストも抑えられ、より充実した時間が過ごせます。そこで活躍するのが、コンパクトクッカーと保冷バッグのセットです。
クッカーとは、キャンプ用の調理器具のこと。コンパクトに重ねられて、鍋・フライパン・皿が一体になっているものが人気です。小型のガスバーナーと組み合わせれば、お湯を沸かしてコーヒーを淹れたり、簡単な炒め物やインスタントラーメンも作れます。
一方、保冷バッグは食材の鮮度を保つのに欠かせません。RKステップワゴンの荷室には、容量15〜20L程度のソフトクーラーがちょうどよく収まります。保冷剤を入れれば1日程度の保存は余裕。冷蔵庫代わりに使えます。
食事用のテーブルや折りたたみチェアと一緒に準備すれば、車の横でちょっとしたキャンプ気分も味わえます。調理器具は火災や一酸化炭素中毒のリスクもあるため、車内では使用を避け、屋外や車外で使うようにしましょう。
折りたたみテーブル&チェアの選び方
車中泊をもっと快適にするには、「くつろげる空間づくり」が大切。そのために役立つのが、折りたたみテーブルとチェアです。荷室やスライドドアを開けたスペースにテーブルを広げれば、食事や作業、読書など自由に使えるリビング空間が完成します。
選ぶ際には、以下の点をチェックしましょう:
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コンパクトに収納できること(テーブルは折りたたみ式、チェアはローチェアが最適)
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軽くて持ち運びやすい素材(アルミや樹脂製が◎)
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安定性が高く、風に飛ばされにくい
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高さが調節できるモデルはさらに便利
特にローテーブル+ローチェアの組み合わせは、ステップワゴンの開口部と相性抜群。荷室からすぐに手が届く位置に置けば、まるでデッキのような使い方ができます。
また、最近では「収納バッグ付き」や「LEDライト付き」の多機能テーブルも人気。SNS映えするデザインも多く、アウトドアと車中泊を両立したライフスタイルにぴったりです。
実際の車中泊スポット体験レポート
道の駅とRVパークの違いと活用方法
車中泊をするうえで、どこに泊まるかはとても重要です。よく利用されるのが「道の駅」と「RVパーク」ですが、この2つは似ているようで使い方やルールが異なります。それぞれの特徴を知って、賢く使い分けましょう。
まず「道の駅」は、国土交通省が認定する休憩施設で、全国に1,000ヶ所以上あります。トイレや自販機、売店があり、24時間利用できることが多く、観光の拠点や緊急時の避難場所としても人気です。ただし、**道の駅は本来“宿泊を目的とした場所ではない”**ため、長時間の滞在や調理、テントの使用は禁止されていることがあります。利用する際は、あくまで「休憩」の範囲でマナーを守ることが大切です。
一方、「RVパーク」は日本RV協会が推奨する車中泊専用施設で、キャンピングカーやミニバンのために作られた空間です。電源・トイレ・ゴミ捨て場が整っており、1泊1,000〜3,000円程度で利用可能。予約が必要な場合もありますが、安心して車中泊ができる環境が整っている点が大きな魅力です。
初心者の方にはまずRVパークの利用をおすすめします。安全性も高く、管理人がいる場所ならトラブルも少なく済みます。慣れてきたら、道の駅を使った車中泊旅も自由度があって楽しいですよ。
おすすめ関東圏スポット5選
関東圏でRKステップワゴンを使った車中泊にぴったりな場所を5つ厳選して紹介します。トイレの清潔さやアクセスの良さ、安全性なども考慮して選んでいます。
| スポット名 | 特徴 | 電源 | おすすめポイント |
|---|---|---|---|
| 道の駅 富士川楽座(静岡) | 高速直結&富士山ビュー | × | 夜景と富士山のコラボが絶景 |
| RVパーク那須高原TOWAピュアコテージ(栃木) | リゾート併設のRVパーク | ○ | 温泉・BBQ設備も充実 |
| 道の駅 どうし(山梨) | 登山者やバイカーにも人気 | × | 夏場でも涼しく静かな環境 |
| RVパーク東京バンライフ(東京) | 都内にある珍しいRVパーク | ○ | 都心でも車中泊が可能 |
| 道の駅 ちくら潮風王国(千葉) | 海沿いの絶景ロケーション | × | 新鮮な海の幸と潮風が魅力 |
どの場所もRKステップワゴンの取り回しの良さを活かしてスムーズに移動・宿泊が可能。混雑する時期を避けて平日に行けば、さらに快適な車中泊が楽しめます。
夜間の注意点と防犯対策
夜の車中泊は静かで落ち着ける反面、防犯対策と安全確保が重要です。特に女性の一人旅や家族連れの場合、不安なく過ごせる環境づくりが欠かせません。
まず、車を停める場所はできるだけ「明るく」「人目がある」場所を選びましょう。人気の道の駅やRVパークは照明が整備されており、防犯カメラがある場合も多く安心です。逆に人気のない山間部や閉鎖された駐車場は避けるのが無難です。
施錠は言うまでもなく、窓のロックやチャイルドロックもしっかり確認を。就寝中に誰かが近づいても気づけるように、センサーライトやアラームを準備しておくと安心感が増します。
また、貴重品の管理も大切です。財布やスマホなどは目の届く範囲に置き、盗難に備えて車内に金目のものを見せない工夫が必要です。もしものために、防犯ブザーやホイッスルを携帯しておくとさらに安心です。
安全面だけでなく、エンジンのアイドリングや大音量の音楽など、周囲への迷惑行為にも注意しましょう。マナーと防犯、どちらも意識して、快適な夜を過ごしましょう。
トイレや水場のチェックポイント
車中泊において意外と重要なのが「トイレや水場の有無」です。場所によっては夜間にトイレが使えなかったり、水道が設置されていないこともあるため、事前のリサーチが欠かせません。
まずトイレですが、24時間利用可能で清掃が行き届いているかどうかがポイントです。道の駅やRVパークの中には最新の設備を導入している場所も多く、ウォシュレット付きや多目的トイレも利用できます。Googleマップやクチコミサイトで「トイレが綺麗」と評判の場所を選ぶのがコツです。
水場については、手洗いや歯磨き程度なら公衆トイレで済ませることができますが、調理や食器洗いが必要な場合はRVパークやキャンプ場の利用が安心です。水を汲むことができる蛇口がある場所をチェックしておき、ポリタンクに常備しておくと非常に便利です。
水を大切に使うためにも、食器はあらかじめキッチンペーパーで拭いてから洗うといった工夫もおすすめ。自然を汚さない、周囲の利用者に迷惑をかけないことが、車中泊マナーにもつながります。
車中泊マナーと近隣への配慮
車中泊を楽しく続けるためには、「マナーの良さ」がとても大切です。自分たちが快適に過ごすだけでなく、周囲の人々や地域に迷惑をかけないよう配慮しましょう。
まず基本中の基本として、「ゴミは持ち帰る」が鉄則です。道の駅やRVパークにはゴミ箱がない場合も多いため、事前に分別用のビニール袋を準備し、家に持ち帰る覚悟で行動することが大切です。
次に音のマナー。夜間にドアをバタンと閉めたり、大声で話したり、アイドリングを長時間続けることは周囲に迷惑をかける行為です。可能な限り静かに行動し、**「自分がされて嫌なことはしない」**を心がけましょう。
また、キャンプ場ではない場所での火器使用や調理も控えるべきです。安全面の問題だけでなく、匂いや煙が迷惑になることがあります。調理は昼間のパーキングや休憩所で、外で済ませるのがベターです。
最後に「挨拶」も大切なマナーの一つ。近くに車中泊している人がいれば、軽く会釈するだけでも安心感が生まれます。マナーを守ることで、車中泊という文化がより多くの人に受け入れられ、長く楽しめるようになります。
RKステップワゴンをさらに快適にするカスタムアイデア
フロアマット&天井断熱のDIY
RKステップワゴンを車中泊仕様に近づけるうえで、断熱対策はとても重要です。特に冬の寒さ、夏の暑さを軽減するには、床と天井からの冷気・熱気を遮断する工夫が求められます。そのために効果的なのが、「フロアマットの敷き直し」と「天井断熱のDIY」です。
まずフロア部分。市販のクッション性のある断熱マットを敷くことで、足元からの冷えを大幅に軽減できます。ホームセンターで売っている「ジョイントマット」や「アルミ断熱シート」などを車の床サイズに合わせてカットして敷き詰めるだけでOK。見た目もきれいになり、防音効果も期待できます。
次に天井部分。天井には断熱材を挟んだボードをマグネットや粘着テープで固定する方法があります。おすすめは**「エアキャップ(プチプチ)+アルミ断熱材」**の組み合わせ。軽くて加工しやすく、コストも安価です。さらに、見栄えを気にする場合は、布地や木目調シートで覆えば、まるで内装を張り替えたようなおしゃれ空間に仕上がります。
こうしたDIYは難しそうに見えますが、ネット上にはRKステップワゴン用の実例や動画も多く、初心者でも挑戦しやすいです。車中泊の快適度を大きく引き上げるので、まずは断熱から始めるのがおすすめです。
棚・ラックの取り付け事例紹介
車内での「収納力アップ」は車中泊を快適にするうえで欠かせません。RKステップワゴンの広い空間をさらに有効活用するためには、棚やラックの取り付けが非常に効果的です。とくにDIYで簡単にできる「吊り下げラック」や「サイドボード棚」などは人気があります。
一番簡単なのが、「突っ張り棒+収納ボックス」の組み合わせ。リアサイドウィンドウ部分に突っ張り棒を設置し、その上にネットや布製のボックスを吊るせば、小物や衣類の収納にぴったりです。軽量なので車の走行にも影響せず、使わない時は取り外せるのが魅力。
さらに、後部座席の背面やスライドドア部分にマグネットで装着できるラックを取り付ければ、調味料やティッシュ、ランタンなどすぐ使いたいものをまとめて管理できます。100均やIKEA、無印良品の収納アイテムを使って、見た目と使い勝手を両立するのがポイントです。
本格的なDIYでは、木材を使って棚を組み立て、ベッド下の空間を区切るカスタムも人気。キャンプ道具や食材の収納スペースを確保しつつ、引き出し付きにすれば使い勝手も抜群です。事例を調べると、他のユーザーのアイデアがたくさん見つかるので、自分に合った収納スタイルを見つけてみましょう。
サブバッテリーの導入と電源事情
長期間の車中泊や電化製品を多く使う場合に検討したいのが「サブバッテリー」の導入です。ポータブル電源では容量が足りない、電気毛布や冷蔵庫などを使いたいという方には、車載用サブバッテリーシステムが非常に便利です。
サブバッテリーは、走行中に充電される別のバッテリーで、メインバッテリーとは独立して使用できるため、車のエンジンに影響を与えることなく電力を供給できます。インバーターと組み合わせれば、AC100Vの電化製品も使えるようになります。
設置には多少の知識や工事が必要ですが、最近では初心者向けの「DIYキット」や、取り付けサービス付きの製品も増えてきました。費用は5〜10万円程度から可能で、一度取り付ければ長く使えます。
RKステップワゴンのようなミニバンなら、リア部分にバッテリーとインバーターを設置してもスペースに余裕があり、邪魔になりません。また、サブバッテリーは災害時にも役立つため、防災対策としての価値も高いです。
サブバッテリー導入の前には、電力の使用計画を立てて、「何に・どれくらいの電気を使うか」を明確にするのがポイント。最初はポータブル電源から始め、必要に応じてグレードアップするのも賢い方法です。
外装カスタムでアウトドア感UP
RKステップワゴンはアウトドアにも映える外観をしており、外装カスタムを加えることで「見た目」と「機能性」をさらに引き出すことができます。車中泊スタイルにぴったりのカスタムをいくつか紹介します。
まず人気なのが「ルーフキャリア(ルーフラック)」の設置。テントやアウトドアチェアなど大きな荷物を車外に積めるようになるため、車内スペースが広く使えます。見た目にもアウトドア感が増し、まるでキャンピングカーのような雰囲気に。
さらに、「オフロードタイヤ」や「ホイールの交換」も、スタイルアップと実用性の両面で効果的。悪路でも安心して走れるようになり、キャンプ場や林道でも活躍します。
また、LEDライトバーやワークライトの追加もおすすめ。夜間の作業や車外での調理に便利で、車にアクセントも加えられます。防水仕様を選べば雨の日でも安心。
外装カスタムは見た目が派手になるだけでなく、収納力や機動力を高め、より本格的なアウトドアライフを楽しむきっかけにもなります。自分だけの「旅するクルマ」を作り上げる楽しさを、ぜひ味わってみてください。
SNSで話題の車中泊仕様アイデア集
SNSでは、RKステップワゴンをベースにした車中泊仕様のアイデアが数多くシェアされています。中にはプロ顔負けのクオリティのDIY車両もあり、見ているだけで参考になります。ここでは、人気の高いアイデアをいくつか紹介します。
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ウッド調の内装リメイク:天井や壁、床を木目調のシートで統一することで、まるで小さなログハウスのような温かみのある車内に。雰囲気作りに最適で、SNS映えも抜群です。
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天井吊り収納:突っ張り棒やロープを活用し、ランタンや洋服、小物を吊るす工夫。空間を無駄なく使えて、アウトドア感も演出できます。
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ミニシンク&ウォータージャグ設置:車内にミニ洗い場をDIYで作成。キャンプ道具を流用することで簡単に実現可能です。水の補充もポリタンクで対応できます。
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LEDテープライトで間接照明:天井や棚の裏にLEDテープを貼るだけで、夜も快適に過ごせる優しい光が得られます。リモコン付きで操作もラクラク。
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スクリーン+プロジェクターで車内映画館:後部座席にスクリーンを設置し、小型プロジェクターで映画を楽しむスタイル。家族連れやカップルに人気です。
SNSには「#ステップワゴン車中泊」などのハッシュタグで多くの実例が投稿されており、リアルな活用術やアイデアを学べます。あなたの車も、少しの工夫で誰かの“憧れの空間”になるかもしれません。
まとめ
RKステップワゴンは、広い室内空間やフルフラット機能、スライドドアなど、車中泊に理想的な特徴を備えた一台です。中古市場でも手頃な価格で手に入り、初めて車中泊に挑戦する人にもおすすめできます。
快適に眠るためのレイアウト工夫やベッド作りは、少しの準備で大きな差が出るポイントです。市販のマットや自作アイテムを使って、自分だけの快適空間を作る楽しさも、車中泊の醍醐味の一つでしょう。
また、ポータブル電源や遮光グッズなど、便利アイテムを揃えることで、より快適で安全な車中泊ライフが実現できます。特に家族や子ども連れの場合は、安心・安全を優先した準備が欠かせません。
道の駅やRVパークなどのスポットを上手に活用しつつ、マナーや防犯への配慮を忘れずに行動すれば、トラブルを避けながら旅を楽しめます。そして、ちょっとしたカスタムやDIYで車内を自分好みに仕上げることで、ステップワゴンはあなただけの“移動できるおうち”に変わります。
「旅する自由」「眠れる安心」「使える快適」。RKステップワゴンなら、すべてがそろっています。ぜひ、あなたもその可能性を体験してみてください。

