山梨県道志村にある「道の駅どうし」は、緑豊かな山間に位置する人気のドライブ拠点です。
道志みち(国道413号)沿いにあり、富士山方面や相模原方面へ向かう途中の休憩スポットとしても知られています。
そんな道の駅どうしは、車中泊スポットとしても多くの旅行者に注目されています。
24時間利用できるトイレや広い駐車場、近隣の温泉施設など、車中泊に適した環境が整っていますが、一方で「車中泊は禁止ではないがマナーを守る必要がある」という現地ルールも存在します。
この記事では、道の駅どうしで車中泊を検討している方に向けて、利用ルール・設備・注意点・おすすめの過ごし方をわかりやすく解説します。
快適でトラブルのない車中泊を楽しむために、事前に知っておきたい情報をしっかりチェックしておきましょう。
道の駅どうしで車中泊はできる?基本情報と利用ルール
道の駅どうしは、山梨県南都留郡道志村に位置し、国道413号(通称:道志みち)沿いにある人気の道の駅です。
標高約700mの自然豊かな立地で、富士山方面や相模原方面へのドライブの中継地点としても多くのドライバーに利用されています。
施設内には24時間利用できるトイレや自動販売機、休憩スペースが整備されており、車中泊目的で訪れる旅行者にも好評です。
ただし、車中泊専用のサービスエリアではないため、ルールを守って利用することが大切です。
道の駅どうしの場所とアクセス
道の駅どうしは、山梨県道志村9745番地に位置し、中央自動車道・都留ICから車で約40分、相模原市街からも1時間半程度の距離にあります。
山道を抜けるルートとなるため、夜間走行時はカーブや野生動物の飛び出しに注意が必要です。
駐車場は普通車約100台分あり、無料で利用可能です。
施設周辺は自然に囲まれており、道志川のせせらぎや山の静けさを感じながらゆったりと過ごせます。
車中泊は公式に許可されている?現地のルールを確認
公式には「車中泊可」と明記されていませんが、実際には多くの旅行者が仮眠・休憩目的で車中泊を行っています。
道の駅どうしの運営側も「休憩目的の利用であれば問題なし」としており、マナーを守って短時間の滞在をする分には許容されています。
ただし、テントの設営や椅子・テーブルを広げてのキャンプ行為、長時間の占有などは禁止です。
夜間にアイドリングを続けたり、大音量で音楽を流したりするのもマナー違反とされるため注意しましょう。
24時間使えるトイレや駐車場の設備
道の駅どうしでは、24時間利用できる清潔なトイレが完備されています。夜間も照明が点いており、安全に利用可能です。
自動販売機や防犯カメラも設置されているため、女性の一人旅でも安心感があります。
ただし、一部の駐車エリアは夜間閉鎖される場合があります。
車中泊を予定している場合は、24時間開放されているスペースに駐車するようにしましょう。
実際に車中泊した人の口コミと体験談
多くの利用者が「夜は静かで快適」「トイレが清潔」と評価する一方で、「夜間に車やバイクの音が気になる」「冬場はかなり冷え込む」といった声もあります。
特に冬季は氷点下まで気温が下がるため、毛布や防寒具の準備は必須です。
また、週末は車中泊をする人が多く、駐車場が混み合う傾向があります。早めの到着を心がけると安心です。
道の駅どうしでの車中泊の注意点
道の駅どうしで車中泊をする際は、利用ルールを理解し、他の利用者に迷惑をかけないよう心がけることが重要です。
特に夜間の行動や防寒対策、ゴミ処理のルールを守ることが快適な車中泊につながります。
駐車できるエリアと閉鎖時間に注意
施設の駐車場は24時間開放ではない部分もあります。
日中のみ利用可能なエリアが17時頃に閉鎖される場合があるため、夜間に車中泊をする際は24時間利用可能な場所を確認しましょう。
また、トラックや大型車の駐車スペースに停めると騒音の原因になることがあるため、普通車用エリアに駐車するのが無難です。
夜間の騒音や治安のリアルな状況
夜間は比較的静かですが、週末や夏場はツーリング客やドライブ客でにぎわうこともあります。
とくに「走り屋」グループが通ることがあり、エンジン音が気になる場合も。
防音シェードや耳栓を用意しておくと安心です。
治安面では大きな問題は報告されていませんが、貴重品は見えない場所に保管し、防犯意識を持つようにしましょう。
防寒・防虫などの快適に過ごすための準備
標高が高い道志村では、真夏でも夜は肌寒く、冬は氷点下まで下がります。
寝袋・毛布・カイロなどの防寒対策をしっかり行いましょう。
また、自然に囲まれた環境のため、虫が多い季節は網戸や虫除けスプレーが必須です。
結露対策として、車内換気や吸湿剤の設置もおすすめです。
マナーを守って快適に過ごすポイント
道の駅での車中泊は「仮眠・休憩」が目的とされており、キャンプ行為は禁止です。
車外に椅子やテーブルを出す、調理を行う、長時間のアイドリングをするなどの行為は控えましょう。
また、ゴミは必ず持ち帰り、翌朝には速やかに出発することがマナーです。
マナーを守ることで、道の駅全体の車中泊文化を守ることにもつながります。
周辺施設と便利な立ち寄りスポット
道の駅どうしの魅力の一つは、周辺に温泉や食事処、観光スポットが充実していることです。
車中泊だけでなく、道志村の自然を満喫できるスポットを組み合わせて楽しむことで、旅の満足度が一層高まります。
ここでは、車中泊の前後に立ち寄れるおすすめの施設や観光地を紹介します。
道志川温泉紅椿の湯でリフレッシュ
「道志川温泉紅椿の湯」は、道の駅どうしから車で約10分の距離にある天然温泉施設です。
広々とした露天風呂や源泉かけ流しの湯が楽しめ、ドライブや車中泊の疲れを癒やすのに最適です。
営業時間は10時〜20時(最終受付19時)で、食事処や休憩スペースも併設されています。
日帰り入浴でも利用しやすく、地元の人や旅人に人気です。温泉の後に車中泊をすることで、快適な夜を過ごせるでしょう。
食事や買い出しに便利な店舗情報
道の駅どうし内には、地元の新鮮な野菜や特産品を販売する売店があります。
営業時間は17時頃までで、夕食を確保したい場合は早めに立ち寄るのがおすすめです。
また、近隣にはコンビニが少ないため、飲み物や軽食、朝食用のパンなどは事前に準備しておくと安心です。
道志みち沿いには「セブンイレブン相模原青野原店」(約25分)などがあります。
観光も楽しめる!近隣の人気スポット
車中泊の合間に観光を楽しみたい方には、以下のようなスポットがおすすめです。
・道志川渓谷:清流沿いで散策や写真撮影にぴったり。夏は川遊びも人気。
・山中湖:車で約30分。富士山を望む絶景ポイントが多く、朝日撮影にも最適。
・道志の森キャンプ場:キャンプ気分を味わいたい方におすすめの名所。
自然と温泉を満喫できるエリアなので、ドライブ旅やツーリングの拠点としても優秀です。
車中泊におすすめの持ち物リスト
快適な車中泊には、事前の準備が重要です。
道の駅どうしは標高が高く気温差が大きいため、季節ごとに必要な持ち物を整えておくと安心です。
快眠のための装備と便利グッズ
・寝袋(季節に応じて厚手タイプ)
・エアマットまたはクッションマット
・ブランケットや毛布
・サンシェードやカーテン(プライバシー保護にも効果的)
・LEDランタンやヘッドライト
これらのアイテムを揃えることで、夜間の快適性が格段に向上します。
防犯・防災対策で安心して過ごすために
道の駅どうしは比較的安全なエリアですが、防犯対策は怠らないようにしましょう。
貴重品は見えない場所に保管し、ドアロックを確実に行うこと。
非常時に備えてモバイルバッテリーや懐中電灯、非常食・水を車内に備えておくと安心です。
また、スマホの電波が弱いエリアもあるため、地図や連絡先をオフラインで保存しておくのもおすすめです。
車中泊初心者が注意すべきポイント
・トイレや水道の位置を事前に確認する
・長時間のアイドリングを避ける
・夜間の出入り時はライトを控えめに
・翌朝は早めに出発して他の利用者に配慮する
これらの基本ルールを守ることで、トラブルを避け、快適な滞在ができます。
車中泊は「共有空間での宿泊」であることを忘れずに行動しましょう。
道の駅どうしで車中泊するのに向いている人
道の駅どうしは、静かな自然環境と設備の整った施設が特徴で、さまざまなタイプの旅行者に適しています。
ドライブ旅・ツーリング愛好者におすすめの理由
富士山や山中湖方面へのアクセスが良く、道志みちはツーリング・ドライブコースとしても有名です。
温泉や自然を楽しみながら、日帰り旅や周遊旅行の拠点として利用するのに最適です。
特にバイクや軽キャンピングカーで旅する人にとっては、コンパクトながら快適に休める理想的なスポットです。
ソロ・カップル・ファミリー別おすすめポイント
・ソロ旅:静かに自然の中で過ごしたい人にぴったり。
・カップル:夜は星空観賞、朝は渓谷散策などロマンチックな時間を過ごせます。
・ファミリー:近くに川遊びスポットがあり、子ども連れでも楽しめます。
利用目的に応じて、時間帯や滞在スタイルを調整するとより快適です。
季節ごとの楽しみ方と注意点
春は桜や新緑、夏は川遊び、秋は紅葉、冬は雪景色と、四季折々の自然が楽しめます。
ただし冬季は気温が氷点下になることもあるため、防寒装備とスタッドレスタイヤが必須です。
夏場は虫対策や熱中症対策を万全にしておきましょう。
まとめ
道の駅どうしは、山梨県内でも特に自然豊かな環境に位置する道の駅で、車中泊スポットとしても高い人気を誇ります。
24時間利用可能なトイレや広々とした駐車場など設備が整っているため、休憩や仮眠目的での車中泊には非常に便利です。
ただし、すべての駐車エリアが終日開放されているわけではなく、夜間に閉鎖される場所もあるため、事前確認が欠かせません。
また、夜間の騒音やマナー違反によるトラブルを避けるためにも、静かに過ごす・ゴミを持ち帰るなどの基本ルールを守ることが重要です。
自然の中でゆったり過ごしたい人や、ツーリング・ドライブ中の休憩ポイントを探している人には特におすすめの場所です。
しっかりと準備を整え、安全で快適な車中泊を楽しみましょう。
 
  
  
  
  
