霧ヶ峰で車中泊をしながらビーナスラインや高原散策を楽しみたいと考えると、気になるのが「どの駐車場なら泊まれるのか」という点です。
以前の旅行記や動画では霧ヶ峰の駐車場で車中泊した例も見られますが、現在のルールとは異なる情報が混在しています。2026年10月時点では、霧ヶ峰インターチェンジ無料駐車場は車中泊禁止と明確に案内されています。
この記事では、霧ヶ峰周辺の駐車場事情、車中泊場所を選ぶ際の注意点、霧が出たときの運転方法までまとめて解説します。
霧ヶ峰インターチェンジ無料駐車場は、休憩や観光のために利用できる駐車場ですが、車中泊は禁止されています。霧ヶ峰周辺で一晩過ごしたい場合は、車中泊利用が正式に認められているRVパークなどを選ぶのが安心です。
霧ヶ峰で車中泊できる駐車場はある?現在の状況を整理
霧ヶ峰には複数の駐車場がありますが、「駐車できること」と「車中泊してよいこと」は別です。
観光や登山のために長時間利用できる駐車場でも、宿泊場所としての利用が認められているとは限りません。まずは主な場所の扱いを整理しておきましょう。
| 場所 | 駐車場としての利用 | 車中泊 | ポイント |
|---|---|---|---|
| 霧ヶ峰インターチェンジ無料駐車場 | 可能 | 禁止 | 車中泊・火気使用ともに禁止 |
| 霧ヶ峰第1・第2駐車場 | 可能 | 車中泊可との公式な明記を確認できず | 観光・スキー場・キャンプ場利用向け |
| 霧ヶ峰キャンプ場 | 隣接駐車場あり | キャンプ場内への車両乗り入れ不可 | テント泊を前提としたキャンプ場 |
| 車中泊専用RVパーク | 施設による | 可能 | 車中泊を正式に認めた施設を選べる |
「禁止の看板がないから泊まれる」と判断しないことが重要です。利用目的が明確でない駐車場では、現地の掲示や管理者の案内を優先しましょう。
霧ヶ峰インターチェンジ無料駐車場は車中泊禁止
霧ヶ峰で特に間違えやすいのが、霧ヶ峰インターチェンジ無料駐車場です。旧「霧の駅」周辺として知られ、ビーナスライン観光の休憩場所として利用する人も多い駐車場です。
現在は駐車場の案内に車中泊禁止および火気使用禁止が明記されています。
- 駐車料金は無料
- 駐車台数は約165台
- 大型車用スペースもある
- 市営トイレは利用可能期間中24時間使用できる
- 車中泊は禁止
- 火気の使用も禁止
2025年には施設側から車中泊禁止について改めて案内が出され、2026年には禁止事項を記載した看板が設置されています。
過去にここで車中泊した人のブログや動画が検索結果に出てくることがありますが、それらは現在のルールを示すものではありません。古い情報を参考にして現地へ向かわないよう注意しましょう。
24時間トイレがあっても車中泊可能とは限らない
「24時間利用できるトイレがあるなら車中泊もできるのでは」と考えやすいところですが、トイレの利用時間と車中泊の可否は別の話です。
霧ヶ峰インターチェンジでは市営トイレを利用できる時期がありますが、駐車場そのものは宿泊施設ではありません。
なお、市営トイレなど一部設備は冬季に利用できなくなる期間があります。霧ヶ峰は標高が高いため、季節によって利用環境が大きく変わる点にも注意が必要です。
霧ヶ峰第1・第2駐車場なら車中泊できる?
霧ヶ峰第1・第2駐車場は、霧ヶ峰スキー場や霧ヶ峰キャンプ場付近にある市営駐車場です。観光案内では約300台分の駐車スペースがあり、通年利用可能な駐車場として紹介されています。
ただし、公式の駐車場案内で「車中泊可能」と明記されているわけではありません。
駐車場が通年利用できることと、一晩を過ごす宿泊利用が認められていることは同じではありません。
登山や観光のために早朝から車を停めるケースも考えられる場所ですが、それだけを理由に車中泊可能な場所と判断するのは避けたほうがよいでしょう。
「車中泊禁止と書かれていない」は許可ではない
車中泊スポットを探す際に注意したいのが、「禁止と書かれていない場所なら泊まれる」という考え方です。
公共駐車場は、本来の利用目的が観光、休憩、施設利用などに設定されていることがあります。宿泊場所として使われることを前提としていない駐車場も少なくありません。
- 車中泊可能と明確に案内されているか
- 夜間の駐車や出入りに制限がないか
- 施設利用者専用になっていないか
- キャンプ行為が禁止されていないか
- 現地に新しい禁止看板が設置されていないか
現地のルールが更新される可能性もあるため、古い旅行記より現在の掲示を優先してください。
霧ヶ峰キャンプ場は車の中で泊まれるキャンプ場ではない
霧ヶ峰には正式なキャンプ場があるため、「キャンプ場なら車中泊もできるのでは」と考える方もいるでしょう。
しかし、霧ヶ峰キャンプ場は草地のフリーサイトを利用するキャンプ場で、キャンプサイト内への車やバイクの乗り入れはできません。
荷物を降ろした後は、キャンプ場から約150m離れた市営駐車場を利用する形です。そのため、オートキャンプ場のように車の横で宿泊したり、そのまま車内で一晩過ごしたりするための施設とは性格が異なります。
2026年シーズンは営業期間や定休日、チェックイン可能時間などが設定されています。キャンプ場を利用する場合は、宿泊場所としてフリーサイトを利用し、施設のルールに従う必要があります。
霧ヶ峰周辺で車中泊するなら専用施設を選ぶ
霧ヶ峰観光と車中泊を組み合わせるなら、高原上の一般駐車場にこだわらず、車中泊を正式に受け入れているRVパークなどを宿泊地点にする方法が分かりやすい選択肢です。
車山高原側や諏訪湖周辺には車中泊に対応した施設があり、霧ヶ峰やビーナスライン観光の拠点として利用できます。
- 車中泊してよい場所か迷わなくて済む
- 夜間利用できるトイレが用意されている施設がある
- 電源を利用できる施設がある
- ごみ処理などに対応する施設もある
- 一般の観光客が利用する駐車場を長時間占有せずに済む
霧ヶ峰で日の出や早朝散策を楽しみたい場合も、前夜は車中泊可能な施設で休み、翌朝に霧ヶ峰へ移動するプランなら駐車場の宿泊ルールを気にせず行動できます。
道の駅ならどこでも車中泊できるわけではない
霧ヶ峰周辺を車で旅行すると、道の駅を車中泊場所として考える人もいるでしょう。
道の駅は24時間利用できる休憩施設であり、運転中に疲れたときに車内で仮眠を取ることは想定されています。一方、駐車場を宿泊施設の代わりとして継続的に利用することは基本的に想定されていません。
安全のための仮眠と、旅行目的で一晩滞在する車中泊は分けて考える必要があります。
宿泊利用向けの専用スペースを用意している施設もあるため、最初から車中泊を予定している場合は、そのような場所を選ぶのが安心です。
霧ヶ峰では本当に霧が出る?運転時の5つの注意点
霧ヶ峰という名前のとおり、このエリアでは霧への備えも欠かせません。標高の高い山間部は霧が発生しやすく、晴れていたと思っていても短時間で視界が悪くなる場合があります。
特に夜間や早朝に車中泊場所と霧ヶ峰を移動するときは、無理をしないことが大切です。
注意点①:早めに速度を落とす
霧が濃くなると、カーブや前方車両、歩行者を認識できる距離が短くなります。
普段と同じ速度で走らず、見える範囲で安全に停止できる速度まで落としましょう。ビーナスラインは山岳道路のため、見通しの悪いカーブでは特に注意が必要です。
注意点②:ロービームを基本にする
濃い霧の中で遠くを見ようとしてハイビームを使用すると、光が霧の水滴に反射して前方がかえって白く見えることがあります。
霧の中ではロービームを基本にし、車にフォグランプが装備されている場合は状況に応じて利用します。
注意点③:車間距離を十分に取る
前の車のテールランプが見えると、無意識に近づいてしまうことがあります。
しかし前走車が急に減速する可能性もあるため、通常より余裕を持った車間距離を確保することが重要です。
注意点④:センターラインや路肩を目安にする
前方の景色が見えにくいときは、センターラインや路肩の白線、ガードレールなどが道路の位置を判断する目安になります。
ただし、線だけを凝視すると周囲への注意がおろそかになるため、前方全体を確認しながらゆっくり走りましょう。
注意点⑤:危険なら無理に走り続けない
数メートル先も確認しづらいほど霧が濃い場合は、目的地まで無理に走り続けない判断も必要です。
安全に進めないと感じたら、道路上や路肩ではなく、車を完全に収容できる安全な駐車場所で状況の回復を待ちましょう。
霧ヶ峰で車中泊するときに準備しておきたいもの
霧ヶ峰は標高約1,600m前後の高原エリアです。平地では暑い季節でも、朝晩は気温が大きく下がることがあります。
周辺の車中泊施設を利用する場合も、高原へ移動することを考えて次のような装備を準備しておくと安心です。
- 季節に合った寝袋や防寒着
- 雨具
- ライトやヘッドライト
- モバイルバッテリー
- 飲料水
- 曇り止め用品
- 最新の道路状況を確認できるスマートフォン
- 急な天候変化に対応できる上着
夏でも高原の夜は涼しくなるため、「昼間が暑かったから防寒具はいらない」と考えないほうがよいでしょう。
霧ヶ峰の駐車場を利用するときの車中泊マナー
車中泊可能な施設を利用するときでも、駐車場とキャンプ場を混同しないことが大切です。
RVパークなどで個別に許可されている場合を除き、一般の駐車スペースでは次のような行為を避けましょう。
- 駐車区画の外にテーブルや椅子を広げる
- 無断でタープやテントを設置する
- 火気を使用する
- ごみを置いて帰る
- 長時間アイドリングする
- 複数台分の駐車スペースを占有する
- 大きな音を出して周囲の利用者に迷惑をかける
霧ヶ峰は自然環境の保全が重要な地域でもあります。駐車場を単なる無料宿泊場所として考えず、それぞれの施設が定める利用目的を守ることが大切です。
霧ヶ峰の車中泊と駐車場でよくある質問
霧ヶ峰インターチェンジ無料駐車場で一晩寝ることはできますか?
現在は車中泊禁止と明確に案内されています。一時的な休憩場所として利用し、宿泊を目的とした滞在は避けましょう。
霧ヶ峰第1・第2駐車場は車中泊できますか?
公式の観光案内では駐車場として紹介されていますが、車中泊可能な施設としての明記は確認できません。車中泊許可が確認できない場所を宿泊地として利用するのは避けるのが無難です。
霧ヶ峰キャンプ場なら車の中で寝てもよいですか?
霧ヶ峰キャンプ場はテントを張るフリーサイトが中心で、場内への車・バイクの乗り入れはできません。車中泊専用施設とは異なります。
霧ヶ峰で濃霧になったらどうすればよいですか?
速度を落とし、十分な車間距離を取り、ロービームやフォグランプを適切に使います。安全に運転できないほど視界が悪い場合は、道路上や危険な路肩を避け、安全な駐車スペースへ退避しましょう。
過去のブログで車中泊できたと書いてあれば利用できますか?
過去に利用できたことと現在利用できることは別です。霧ヶ峰インターチェンジ無料駐車場のように、その後ルールが明確化された場所もあるため、現在の現地表示を優先してください。
霧ヶ峰で車中泊したい場合はどんな場所を選べばよいですか?
「車中泊可」と明確にされているRVパークなどを選ぶ方法が安心です。利用時間、料金、トイレ、電源、車両サイズなど必要な条件も合わせて確認しておきましょう。
霧ヶ峰の車中泊は駐車場の現在のルールを確認して楽しもう
霧ヶ峰はビーナスラインのドライブや高原散策、星空などを楽しめる場所ですが、どの駐車場でも自由に車中泊できるわけではありません。
特に霧ヶ峰インターチェンジ無料駐車場は、2026年10月時点で車中泊禁止・火気使用禁止と明確に案内されています。古いブログや動画だけを見て宿泊場所に選ばないよう注意してください。
第1・第2駐車場などについても、「駐車できる=宿泊できる」と考えず、車中泊可能と明確になっている施設を宿泊場所として選ぶのが安心です。
また、霧ヶ峰では濃霧や急な天候変化にも備える必要があります。無理な夜間走行を避け、ルールを守りながら安全な車旅を楽しみましょう。

