車中泊では、ティッシュ代わりや簡易トイレの使用時、食事後のちょっとした拭き取りなど、トイレットペーパーが意外と活躍します。
しかし、そのまま車内に置くと転がりやすく、荷物につぶされたり、いざ使いたいときに見つからなかったりしがちです。限られた車内では、「すぐ使う1ロール」と「予備のロール」を分けて収納すると使いやすくなります。
この記事では、車中泊で使いやすいトイレットペーパーの収納方法を、吊り下げ収納や100均アイテムを使った方法も含めて紹介します。軽自動車やミニバンなど、収納スペースが少ない車でも取り入れやすい方法を中心に整理しました。
車中泊のトイレットペーパー収納は「使う分」と「予備」を分ける
車中泊でトイレットペーパーを収納するときは、すべてのロールを同じ場所へ入れる必要はありません。
使用中の1ロールは手が届きやすい場所に置き、予備は荷室や収納ボックスへまとめると、車内をすっきりさせながら必要なときに取り出しやすくなります。
| 収納するもの | おすすめの場所 | 収納のポイント |
|---|---|---|
| 使用中の1ロール | シート背面・ベッド付近・ポータブルトイレ付近 | 座った状態でも取り出しやすくする |
| 予備1~2ロール | シート下・荷室の収納ケース | つぶれや汚れを防ぐ |
| 長期旅行用の予備 | フタ付きボックス・袋 | 他の荷物と分けてまとめる |
特に車内が狭い場合は、床に物を増やすよりも、シート背面や側面などの空いているスペースを利用するほうが寝る場所を確保しやすくなります。
車中泊で使いやすいトイレットペーパー収納7つの方法
車中泊のトイレットペーパー収納には、車種や車内レイアウトに合わせていくつかの方法があります。
毎回使う場所やポータブルトイレの有無によって使いやすい収納方法が変わるため、自分の車に合った方法を選びましょう。
収納方法①:吊り下げ式のトイレットペーパーホルダーを使う
省スペースで使いやすいのが、トイレットペーパーを1ロール入れられる吊り下げ式のホルダーやケースです。
ヘッドレストなど固定しやすい場所に取り付けておけば、床のスペースを使わずに収納できます。使いたいときにすぐ手が届くことが大きなメリットです。
キャンプ用品として販売されているロールペーパーホルダーのほか、持ち手やループが付いた収納ケースも利用できます。
ただし、走行中に大きく揺れたり外れたりする場所への取り付けは避けましょう。運転操作や視界、シートベルトなどの邪魔にならない位置を選ぶことも大切です。
収納方法②:シート背面のポケットを活用する
運転席や助手席の背面に収納ポケットを設置している場合は、その一部をトイレットペーパー用として使う方法があります。
床に置かないため車内を広く使いやすく、ウェットティッシュやゴミ袋などの衛生用品も一緒にまとめられます。
トイレットペーパーと衛生用品の場所を固定しておくと、夜間や急いでいるときにも探す手間を減らせます。
ポケットが深すぎるとロールを取り出しにくくなるので、上部から簡単に出し入れできるサイズを選ぶと使いやすいでしょう。
収納方法③:シート下に予備ロールを収納する
普段は使わない予備のトイレットペーパーなら、シート下のスペースも候補になります。
そのまま押し込むのではなく、袋や薄型の収納ケースへ入れておくと、ほかの荷物と接触して汚れたり形が崩れたりするのを防ぎやすくなります。
シート下は車種によって使用できるスペースが大きく異なります。シートのスライドや可動部分に干渉しないことを確認したうえで収納してください。
収納方法④:ポータブルトイレの近くにまとめる
車中泊でポータブルトイレを使用している場合は、トイレットペーパーもトイレ用品と同じ場所へまとめると使いやすくなります。
トイレットペーパーだけでなく、携帯トイレ、処理袋、消臭用品などもひとまとめにしておけば、必要な用品を探し回らずに済みます。
「トイレセット」として収納場所を決めておくと、普段の車中泊だけでなく緊急時にも取り出しやすくなります。
就寝スペースとトイレスペースを分けている車では、トイレを設置する場所の近くに小型の収納ボックスを用意する方法も便利です。
収納方法⑤:メッシュポケットを利用する
車内の側面やシート背面にメッシュポケットを取り付け、トイレットペーパーを収納する方法もあります。
中身が見えるので残量を確認しやすく、どこに収納したか忘れにくいのが特徴です。ロール以外の小物もまとめやすいため、限られた車内スペースを活用できます。
一方で、収納物を詰め込みすぎると必要な物を取り出しにくくなります。使用頻度の高い物だけを入れる一時収納として使うと整理しやすくなります。
収納方法⑥:フタ付きケースへ予備をまとめる
長期間の車中泊や複数人での旅行では、予備のトイレットペーパーを複数持っていくこともあります。
その場合は、フタ付きの収納ケースや袋へまとめ、荷室の決まった場所に収納すると管理しやすくなります。
予備ロールは「取り出しやすさ」より「つぶれにくさと整理しやすさ」を優先すると、限られたスペースを効率的に使えます。
衣類や寝具の奥へ入れてしまうと交換時に荷物を出す必要があるため、荷室の端など比較的アクセスしやすい場所がおすすめです。
収納方法⑦:非常用として1ロールを別に保管する
普段使うトイレットペーパーとは別に、非常用として1ロール確保しておく方法もあります。
使用中のロールを使い切ったことに気付かず、予備もなくなっていたという状況を防ぎやすくなります。
非常用は日常的に使う収納場所とは分けておき、定期的に残っているか確認すると管理しやすいでしょう。
車中泊のトイレットペーパー収納を100均アイテムで作る方法
専用のトイレットペーパーホルダーを用意しなくても、100均で入手しやすい収納用品を組み合わせて車中泊用の収納を作ることができます。
重要なのは価格よりも、車内の取り付け場所とロールのサイズが合っているかを確認することです。
持ち手付き収納ケースを使う
トイレットペーパーが入る程度の小型収納ケースに持ち手が付いていれば、ヘッドレスト付近などへ掛けて使用できます。
使用しないときには取り外して荷室へ移動できるため、車中泊専用の設備を常設したくない人にも向いています。
ファスナー付きケースを利用する
予備のトイレットペーパーには、ファスナー付きのケースや袋も便利です。
ロールを裸のまま荷室へ置くよりも、周囲の荷物との接触を減らせます。旅行後にはケースごと車から降ろせるため、荷物の管理もしやすくなります。
ワイヤーバスケットや小型ボックスを使う
ポータブルトイレ周辺へ置く場合は、ワイヤーバスケットや小型ボックスをトイレ用品専用の収納として使う方法があります。
トイレットペーパー、処理袋、消臭用品などを同じ場所へまとめることで、必要なものを一度に準備できます。
床へ設置する場合は、走行中に移動しない場所へ置き、必要に応じて荷物同士で固定できる配置を考えましょう。
車中泊用トイレットペーパー収納を選ぶ5つのポイント
収納用品を選ぶときは、単にトイレットペーパーが入るかどうかだけではなく、車内で安全かつ使いやすく設置できるかも確認する必要があります。
- 必要なときにすぐ手が届くか
- 走行中に落下したり転がったりしにくいか
- ロールがつぶれにくいか
- ほかの荷物や汚れから守りやすいか
- 取り外しや補充が簡単か
使う場所から逆算して収納位置を決める
最初に決めたいのは収納用品ではなく、トイレットペーパーをどこで使うかです。
ポータブルトイレで使用するならトイレ周辺、ティッシュの代わりにも使用するならベッドやテーブル付近など、実際に使う場所から手が届く位置を選びましょう。
使用頻度の低い予備まで手元に置く必要はありません。使用中の1ロールだけ近くに置くことで、車内のごちゃつきを抑えられます。
走行中に落ちない収納方法を選ぶ
停車中には問題なくても、走行すると振動やカーブによって収納用品が動くことがあります。
床置きケースの場合は転がりにくい場所を選び、吊り下げる場合は簡単に外れない取り付け方法を確認しましょう。
特に運転席周辺では、ペダル、ハンドル、シフト操作、シートベルト、視界などに影響する位置へ収納用品を設置しないことが重要です。
ロールがつぶれないスペースを確保する
柔らかいトイレットペーパーは、重い荷物の下に入れると変形することがあります。
荷室へ予備を収納する場合は、工具や水タンク、クーラーボックスなどの重い荷物とは分け、小型ケースなどで収納スペースを確保すると扱いやすくなります。
水や汚れが付きにくい場所を選ぶ
車中泊では、濡れたタオルや靴、飲み物、調理用品などさまざまな物を車内へ持ち込みます。
トイレットペーパーは水分が付くと使いにくくなるため、濡れた物と同じ収納へ入れることは避けましょう。
予備を袋やケースへまとめておけば、荷物を積み替える際にも管理しやすくなります。
補充しやすい収納にする
おしゃれな収納でも、毎回ケースを分解しなければ交換できないものは車中泊では面倒に感じることがあります。
長距離旅行で頻繁に使う場合は、上部や側面から簡単にロールを交換できる収納方法が便利です。
車中泊でトイレットペーパーを収納するときの注意点
車内収納では、スペースを有効活用するだけでなく、走行時の安全性やほかの車中泊用品との位置関係も考える必要があります。
特に吊り下げ収納やDIY収納を取り入れる場合は、次の点を確認しておきましょう。
運転の邪魔になる場所には設置しない
便利だからといって、運転席のすぐ横や足元へトイレットペーパーや収納ケースを置くのは避けましょう。
走行中に落下した場合でも運転操作へ影響しない場所を選ぶことが重要です。
助手席や後部座席の収納を使う場合も、シートベルトなどの安全装備を妨げないことを確認してください。
火や高温になる場所から離す
トイレットペーパーは紙製品なので、カセットコンロや暖房器具など火や高温になる物の近くには収納しないようにしましょう。
車内で調理することがある場合は、調理スペースと紙類の収納場所を分けておくと管理しやすくなります。
吊り下げ収納を増やしすぎない
吊り下げ収納は車内のデッドスペースを活用できますが、増やしすぎるとかえって圧迫感が出たり、必要な物を探しにくくなったりします。
トイレットペーパーのようによく使う物だけを手元に置き、予備は別の収納へ移すのがおすすめです。
軽自動車の車中泊ではどこに収納すると使いやすい?
N-BOXやスペーシア、タント、エブリイ、ハイゼットカーゴなどで車中泊する場合は、大型の収納ケースを増やすと就寝スペースが狭くなりやすいため、小さな収納を分散させる方法が使いやすくなります。
特にトイレットペーパー1ロールのために床置き収納を増やすより、シート背面や荷室側面などを活用するとスペースを確保しやすくなります。
| 車内スペース | 向いている収納 |
|---|---|
| 前席ヘッドレスト周辺 | 吊り下げ式ケース |
| シート背面 | 収納ポケット |
| シート下 | 予備ロール用の薄型ケース |
| 荷室側面 | メッシュポケット |
| 荷室 | 予備用フタ付きボックス |
車内レイアウトによって最適な位置は異なるため、実際にベッドを展開した状態で「寝たまま手が届く場所」「荷物を動かさず補充できる場所」を確認すると決めやすくなります。
車中泊のトイレットペーパー収納でよくある質問
トイレットペーパーは何ロール積んでおけばいい?
必要量は人数や宿泊日数、使用用途によって変わります。普段使う1ロールとは別に予備を用意し、旅行日数に合わせて調整するとよいでしょう。
簡易トイレを頻繁に使用する予定なら、通常より余裕を持って準備しておくと安心です。
トイレットペーパーを裸のまま車に置いてもいい?
短期間なら使えますが、荷物と接触して汚れたり、つぶれたりする可能性があります。
使用中のロールにはカバーを付け、予備は袋やケースへ入れておくと整理しやすくなります。
ティッシュペーパーの代わりに使える?
ちょっとした拭き取り用として車内に置いておくことはできます。
ただし用途によってはティッシュ、キッチンペーパー、ウェットティッシュのほうが使いやすい場合もあるため、車中泊の用途に合わせて使い分けると便利です。
100均だけでも収納を作れる?
トイレットペーパーが入る収納ケース、袋、バスケット、フックなどを組み合わせれば、専用品を使わず収納することもできます。
購入前にロールの大きさと車内の取り付けスペースを測っておくと、サイズ選びで失敗しにくくなります。
吊り下げ収納とボックス収納はどちらがいい?
使用中の1ロールには吊り下げ収納、予備にはボックス収納が向いています。
どちらか一方に統一するより、使用頻度に合わせて収納方法を分けるほうが車内スペースを効率よく使えます。
ポータブルトイレを使わない場合も必要?
必須ではありませんが、飲み物をこぼしたときの拭き取りや簡単な掃除などに使えるため、1ロール積んでおくと役立つ場面があります。
使用頻度が低い場合は、すぐ手が届く場所ではなく荷室の小型収納へ入れておく方法でも十分です。
車中泊のトイレットペーパー収納は取り出しやすさと省スペースがポイント
車中泊のトイレットペーパー収納は、すべてのロールを手元へ置くのではなく、使用中の1ロールと予備を分けるのがポイントです。
使用中のロールは吊り下げケースやシート背面へ置き、予備はシート下や荷室のケースへまとめると、限られた車内スペースを圧迫しにくくなります。
収納場所を決める際は、取り出しやすさだけでなく、走行中に落下しないこと、運転操作を妨げないこと、濡れた物や火気の近くを避けることも確認しましょう。自分の車のレイアウトに合わせて定位置を作っておけば、車中泊中も必要なときに迷わず使えるようになります。

